ハワイは、日本から比較的アクセスしやすく、日本語対応のサービスも見つけやすいことから、小学生の留学先として検討される地域の一つです。
一方で、「ハワイの小学校留学」では、現地の小学校へ正式に入学する留学だけでなく、語学学校が実施する短期英語プログラムやサマーキャンプも含まれています。
特に注意したいのが、公立小学校への留学とビザの関係です。子どもが単独で学生ビザを取得し、ハワイの公立小学校へ留学することは認められていません。
この記事では、ハワイの小学校留学を検討している方に向けて、留学方法、費用、ビザ、必要書類、英語力、滞在方法、エージェントの選び方を解説します。
ハワイの小学校留学には3つの種類がある
「ハワイの小学校留学」は、大きく次の3種類に分けられます。
| 留学方法 | 主な内容 | 期間の目安 | 保護者の同行 |
|---|---|---|---|
| 短期英語プログラム・サマーキャンプ | 語学学校や私立校が実施する英語授業とアクティビティ | 1週間~数週間 | プログラムによって異なる |
| 私立小学校への正規留学 | ハワイの私立校へ出願し、通常の授業を受ける | 1学期~数年間 | 学校や年齢によって異なる |
| 親の滞在に伴う公立小学校への通学 | 親の就労・留学などに帯同して公立校へ通う | 親の滞在期間に準ずる | 原則として必要 |
短期間で海外生活や英語環境を体験したい場合は、語学学校やサマープログラムに参加することが選択肢となります。
一方、ハワイの学校で継続的に学びたい場合は、私立小学校への出願や、親子留学としての滞在方法を検討する必要があります。
子ども単独でハワイの公立小学校へ留学できる?
子どもがF-1学生ビザを取得して、ハワイの公立小学校へ単独留学することはできません。
米国国務省は、公立の小学校に通う目的ではF-1ビザを発給できないと明記しています。私立の小学校については同じ制限の対象外ですが、留学生を受け入れ、Form I-20を発行できる学校を選ばなければなりません。
参考元:米国国務省「Foreign Students in Public Schools」
ただし、親が就労ビザや学生ビザなどでアメリカに滞在し、子どもがその扶養家族として同行する場合は、公立小学校へ通える可能性があります。
ハワイ州の公立学校は、基本的に居住地によって通学する学校が決まります。希望する学校へ自由に入学できるわけではなく、指定校以外への通学にはGeographic Exceptionと呼ばれる区域外通学の手続きが必要です。
- 参考元:Hawaiʻi State Department of Education「Enrollment FAQs」
- 参考元:Hawaiʻi State Department of Education「Geographic Exceptions」
そのため、「日本から子どもだけをハワイの公立小学校へ留学させたい」という希望は、通常の学生ビザでは実現できません。
ハワイで小学生向けプログラムを提供している学校
ハワイで小学生が参加できる留学プログラムはいくつか存在します。
アクティビティ付きの語学学習プログラム
ハワイには、6~12歳を対象としたKids ProgramやKids Semi-Intensive Programを実施しているプログラムがあります。
プログラムには、英語学習だけでなく、自然、文化、スポーツ、STEMなどを取り入れたアクティビティが含まれていたりします。
2026年料金例は次のとおりです。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 登録料 | 150ドル |
| 教材費 | 週15ドル |
| 1週間 | 500ドル |
| 2週間 | 900ドル |
| 3週間 | 1,260ドル |
1週間参加する場合、登録料と教材費を含めて665ドルです。仮に1ドル150円で計算すると、約9万9,750円となります。
この料金例には、ハワイ州税、航空券、宿泊費、食費、送迎費、保険料などは含まれていません。
ハワイの文化体験付き語学学習プログラム
この例では、6~12歳を対象とし、英語レベルは初級から中級が対象で、午前中にハワイの文化や自然を体験するアクティビティ、午後に英語レッスンが組み込まれています。
2026年の公式料金例は次のとおりです。
| 項目 | 1週間 | 2週間 | 3週間 |
|---|---|---|---|
| 授業料 | 825ドル | 1,155ドル | 1,715ドル |
| アクティビティ費 | 355ドル | 710ドル | 1,065ドル |
| 登録料 | 180ドル | 180ドル | 180ドル |
| 合計 | 1,360ドル | 2,045ドル | 2,960ドル |
1週間の場合は合計1,360ドルです。1ドル150円で計算すると、約20万4,000円となります。
入国に必要な資格は、国籍、滞在期間、授業内容などによって異なる可能性があります。このようなプログラムに申込みする前には、必ず学校と米国政府の公式情報を確認してください。
ハワイのサマープログラム
ホノルルの私立校では、未就学児から高校生までを対象としたサマープログラムを実施しているプログラムもあります。
2026年は、小学生向けの5週間プログラムや、1週間単位のキャンプが案内されています。
ただし、海外からの短期参加条件、必要な英語力、ビザ、料金は、選択するプログラムによって異なります。日本から参加できるかどうかを含め、学校へ直接確認する必要があります。
ハワイの小学校留学にかかる費用
ハワイの小学校留学費用は、短期プログラムと私立小学校への正規留学で大きく異なります。
短期プログラムの費用
1~3週間程度の短期留学では、主に次の費用がかかります。
- プログラム参加費
- 登録料・教材費
- 航空券
- 宿泊費
- 食費
- 現地交通費・送迎費
- 海外旅行保険
- 保護者の滞在費
- アクティビティ費
- 必要に応じたガーディアン費用
公式料金を確認できるプログラムだけでも、1週間の参加費は約665~1,360ドルと差があります。
ただし、これは語学プログラム部分を中心とした料金です。航空券と宿泊費を含めた「ハワイの小学校留学全体の相場」は、渡航時期、滞在場所、保護者の同行、為替によって大きく変わるため、一律の金額は示せません。
私立小学校の年間授業料
ハワイの主な私立校が公開している2026~2027年度の授業料は次のとおりです。
| 学校 | 対象学年・区分 | 年間授業料 |
|---|---|---|
| Le Jardin Academy | Kindergarten~Grade 5 | 29,440ドル |
| ‘Iolani School | Kindergarten~Grade 12 | 32,890ドル |
| Mid-Pacific | Kindergarten~Grade 12 | 33,315ドル |
| Punahou School | Kindergarten~Grade 12 | 34,230ドル |
1ドル150円で計算すると、年間授業料だけで約442万~513万円です。
このほか、学校によっては次の費用が発生します。
- 出願料
- テクノロジー費
- 英語サポート費
- 制服・教材費
- 給食費
- 課外活動費
- 健康診断・予防接種費
- 住居費
- 保護者の生活費
- ビザ関連費用
なお、上記の学校がすべての学年で日本からの留学生を受け入れているとは限りません。入学希望学年での留学生受入れやForm I-20の発行可否は、各校へ確認してください。
- 参考元:Le Jardin Academy「Tuition」
- 参考元:‘Iolani School「Day Student Tuition」
- 参考元:Mid-Pacific「Tuition and Financial Aid」
- 参考元:Punahou School「Tuition and Financial Aid」
ハワイの小学校留学で利用できる滞在方法
小学生の留学では、本人だけでなく、保護者やガーディアンを含めた滞在方法を考える必要があります。
親子でコンドミニアムやホテルに滞在する
短期留学では、保護者と子どもがホテルやコンドミニアムに滞在し、子どもが日中のプログラムへ参加する方法があります。
プログラムによっては、保護者またはガーディアンが同行する場合、未成年者を含むコンドミニアム滞在の相談が可能なものもあります。ただし、料金は季節、部屋の種類、空室状況によって変わります。
ホームステイを利用する
ハワイの留学プログラムでは、ホストファミリーの審査を行ったうえで、朝食・夕食付きのホームステイを活用した留学をすることもできます。
14歳以下の場合に掲載されている料金例は次のとおりです。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| ホームステイ手配料 | 250ドル |
| ガーディアン費 | 200ドル |
| 学校送迎 | 週250ドル |
| ホームステイ費 | 1~14泊は1泊95ドル |
| 15泊目以降 | 1泊90ドル |
7泊する場合、宿泊費だけで665ドルです。手配料、ガーディアン費、1週間の送迎費を加えると1,365ドルとなります。
ホームステイの受入可能年齢や保護者同行の要否は、手配会社によって異なります。「小学生なら必ず子どもだけでホームステイできる」とは限らないため、年齢条件と監督体制を確認してください。
航空券と宿泊がセットになったパッケージ
航空券、宿泊、プログラムをまとめたパッケージを販売する旅行会社や留学会社もあります。
航空券付きプランを比較する場合は、次の費用が表示価格に含まれているか確認しましょう。
- 燃油サーチャージ
- 空港税
- 空港送迎
- 朝食・夕食
- 保護者の宿泊費
- 現地交通費
- プログラム登録料
- アクティビティ費
- キャンセル料
ハワイの小学校留学に必要なビザ
必要なビザは、参加するプログラムや滞在期間によって異なります。
私立小学校へ正規留学する場合
F-1学生ビザで私立小学校へ留学する場合は、留学生を受け入れられるSEVP認定校へ出願する必要があります。
入学が認められると、学校がSEVISへ学生情報を登録し、Form I-20を発行します。その後、学生ビザの申請を進めます。
一般的な流れは次のとおりです。
- SEVP認定校へ出願する
- 入学許可を得る
- Form I-20を受け取る
- I-901 SEVIS Feeを支払う
- DS-160を提出する
- ビザ申請料金を支払う
- 面接を受ける
- ビザ発給後に渡航する
2026年7月時点で、F・Mビザの申請料金は185ドル、F・M学生のI-901 SEVIS Feeは350ドルです。
- 参考元:米国国務省「Student Visa」
- 参考元:米国国務省「Fees for Visa Services」
- 参考元:U.S. Immigration and Customs Enforcement「I-901 SEVIS Fee」
- 参考元:Study in the States「School Search」
短期プログラムへ参加する場合
短期プログラムだからといって、すべてESTAで参加できるとは限りません。
米国のビザ免除プログラムでは、条件を満たす渡航者が90日以内の滞在を申請できます。ただし、認められる活動や授業内容はプログラムによって異なります。
参考元:米国税関・国境取締局「ESTA」
申込み前に、学校へ次の内容を確認してください。
- 日本国籍の参加者に必要な入国資格
- ESTAで参加できるプログラムか
- 学生ビザが必要か
- Form I-20が発行されるか
- 週あたりの授業時間
- 渡航目的をどのように申告するか
留学エージェントや申請サポート会社が書類作成を支援しても、ビザの発給を保証することはできません。
ハワイの小学校留学を申し込む方法
短期プログラムの申込み
短期プログラムは、一般的に次の流れで申し込みます。
- 年齢、日程、英語レベルを確認する
- 空席状況を問い合わせる
- オンライン申込書を提出する
- 登録料や参加費を支払う
- 滞在先と送迎を手配する
- 必要な入国手続きを確認する
- 保険へ加入する
- 持ち物や集合場所を確認する
学校へ直接申し込む方法と、日本の留学エージェントを通して申し込む方法があります。
英語での連絡や現地手配に不安がある場合は、エージェントを利用する方法がありますが、学校へ直接支払う料金とエージェントのサポート料金を分けて見積もってもらいましょう。
私立小学校への出願
私立小学校への出願では、短期プログラムよりも多くの書類や審査が必要です。
学校によって異なりますが、主に次の書類が求められます。
- 入学願書
- パスポート
- 現在の学校の成績表
- 在学証明書
- 推薦状
- 面接やエッセイ
- 英語力や学力を確認する試験
- 健康診断書
- 予防接種記録
- 学費と生活費を支払えることを示す資料
- ビザ申請用の書類
Mid-Pacificでは、Grade 1~5の出願者に対して、学年に応じたアセスメントを実施しています。出願期限や審査時期も決められているため、入学希望年度の前年から準備する必要があります。
参考元:Mid-Pacific「Apply to Mid-Pacific」
公立小学校へ転入する場合
親の滞在に伴ってハワイの公立小学校へ通う場合は、居住地を証明する書類に加えて、成績表、健康診断、予防接種記録などが必要になります。
ハワイ州教育局は、初回登校前1年以内の健康診断や、年齢・学年に応じた予防接種を求めています。
参考元:Hawaiʻi State Department of Education「Enrollment FAQs」
ハワイの小学校留学に必要な英語力
小学校留学に共通する英語力の基準はありません。
ハワイの短期英語プログラム
短期英語プログラムの場合、英語初心者から参加できるコースもあります。
ハワイの私立小学校
私立小学校への正規留学では、学校独自の面接やアセスメントによって、授業へ参加できる英語力や学力が確認されることがあります。
英語力だけでなく、次の点も学校生活への適応に影響します。
- 英語で簡単な指示を理解できるか
- 分からないときに質問できるか
- トイレや体調不良を伝えられるか
- 集団行動に参加できるか
- 保護者と離れて活動できるか
- 失敗しても次の行動へ切り替えられるか
初心者の場合は、最初から現地校への正規留学を目指すのではなく、親子で参加できる短期プログラムから始める方法もあります。
医療保険と緊急サポートの確認ポイント
ハワイで医療機関を利用すると、日本よりも高額な費用が発生する可能性があります。
ただし、補償内容や保険料は頻繁に変更されるため、すべての小学生に共通しておすすめできる特定の保険商品はありません。
保険を比較する際は、少なくとも次の項目を確認しましょう。
- 病気・けがの治療費
- 入院費
- 救急車の費用
- 緊急移送・日本への搬送
- 個人賠償責任
- 携行品の盗難・破損
- アクティビティ中の事故
- 既往症の扱い
- 免責金額
- キャッシュレス診療の有無
- 24時間日本語サポート
- 保護者の緊急渡航費
留学エージェントやプログラムの緊急サポートについては、次の対応範囲を確認してください。
- 24時間連絡できる窓口があるか
- 日本語で相談できるか
- 病院への同行や通訳に対応するか
- 学校との連絡を代行するか
- パスポート紛失時に支援するか
- 自然災害や航空便欠航時に対応するか
- 保護者へどの段階で連絡するか
- サポート対象外となる時間や地域があるか
「現地サポート付き」という表記だけでは、対応内容は判断できません。サポート範囲を契約前に書面で確認することが重要です。
ハワイの小学校留学で奨学金は利用できる?
ハワイの一部の私立校は、授業料補助や奨学金制度を案内しています。
ただし、日本から出願する小学生や外国籍の留学生が対象になるかは、学校や制度によって異なります。
奨学金の利用を前提に留学予算を組むのではなく、次の点を学校へ直接確認してください。
- 留学生も申請できるか
- 小学生も対象か
- 成績基準があるか
- 家計状況の審査があるか
- 申請期限はいつか
- 入学願書とは別に申請が必要か
- 毎年度の再審査があるか
ハワイの小学校留学に関するよくある質問
ハワイの公立小学校へ子どもだけで留学できますか?
F-1学生ビザを利用して公立小学校へ単独留学することはできません。親の在留資格に帯同して公立校へ通う方法や、私立小学校へ出願する方法を検討する必要があります。
1週間だけでも参加できますか?
ハワイには小学生が1週間から参加できる短期留学プログラムがあります。対象年齢、開催日程、英語レベル、空席状況を確認してください。
英語をほとんど話せなくても参加できますか?
初級者向けの短期プログラムはあります。ただし、すべてのプログラムが初心者向けではありません。授業の対象レベルと、日本語スタッフの有無を確認しましょう。
親子で滞在できますか?
保護者と子どもでホテルやコンドミニアムに滞在し、子どもだけが日中のプログラムへ参加する方法があります。滞在先から学校までの移動方法も合わせて確認してください。
小学生だけでホームステイできますか?
プログラムや年齢によって異なります。小学生の場合は、ガーディアン、送迎、緊急連絡体制が条件となることがあります。受入年齢と監督体制を契約前に確認してください。
インターナショナルスクールへ留学できますか?
ハワイには、IBプログラムを提供する教育機関があります。ただし、「インターナショナルスクール」という名称だけでなく、留学生の受入学年、カリキュラム、英語支援、Form I-20の発行可否を確認する必要があります。
いつから準備すればよいですか?
短期プログラムでも、夏休みなどの人気日程は早めに定員へ達する可能性があります。
私立小学校への正規留学は、出願期限、面接、アセスメント、ビザ申請があるため、入学希望時期の1年程度前から学校情報を確認するのが現実的です。
ハワイの小学校留学は目的に合った形式を選ぼう
ハワイの小学校留学を検討するときは、最初に次の条件を整理しましょう。
- 留学期間は1週間なのか、1年以上なのか
- 現地校への正規入学を希望するのか
- 英語体験や海外生活の経験が目的なのか
- 保護者が同行するのか
- 子どもだけで滞在したいのか
- 私立校の年間授業料を支払えるか
- 現在または今後取得する在留資格は何か
短期英語プログラムと現地小学校への正規留学では、必要な費用、ビザ、出願準備がまったく異なります。
特に、公立小学校への単独留学を前提に準備を進めると、ビザの条件と合わなくなる可能性があります。まずは留学の目的と期間を整理し、学校や米国政府の最新情報を確認したうえでプログラムを比較しましょう。
ハワイでの小学校留学や親子留学を検討している方は、希望する期間、予算、保護者同行の有無、現在の英語力を整理したうえで、ページ下部のLife Journey公式LINEからご相談ください。
留学前に知っておくべき
“ネイティブが本当に使う英会話フレーズ”を全てまとめました…!
実は、現地で困る日本人留学生の多くが
「学校英語はできるのに、日常会話で詰まる」という壁にぶつかっています。
とはいえ・・・
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😭 スラングやリアルな言い回しは自分で調べるのが大変…
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留学前に必ず知っておきたい
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