夏休みの小学生留学には、20〜80万円の費用がかかります。
目安は語学留学が20〜60万円、サマースクール・サマーキャンプが30〜80万円、ホームステイが20〜70万円です。期間は2週間を目安としています。
「夏休みに小学生の子どもを留学させたい。それに際してまずはかかる費用を知りたい」とお考えの保護者様もいらっしゃるでしょう。
今回は夏休みの小学生留学にかかる費用目安や、国・留学方法別の違い、費用を抑える方法などについてまとめました。
18歳以下の留学サポートを得意とするプロの目線から、忖度なしの本音で解説します。
記事を最後までチェックすれば、小学生留学における費用に関する悩みがひと通り解決します。
夏休みの小学生留学にかかる費用の内訳
夏休みの小学生留学にかかる費用は、主に以下の5つに分けられます。
- 学費
- 渡航費
- 滞在費
- 生活費
- 保険料
まず学費には、語学学校の授業料や教材費が含まれ、プログラムによって10万〜40万円ほどかかります。アクティビティの多いサマーキャンプは費用が高くなりがちです。
渡航費は、航空券やビザ申請費用を指し、渡航先によりますが10万〜20万円が一般的です。航空券は夏休みシーズンのため高騰することが多く、早めの予約が費用を抑えるポイントになります。
滞在費は、ホームステイや寮などの宿泊費で、食費込みの場合がほとんどです。1週間で5万〜15万円が目安となり、滞在スタイルによって変動します。
生活費は、現地での食事・交通費・お小遣いなどのことで、1週間あたり1万〜5万円ほどかかります。
最後に保険料は、海外留学保険に加入する必要があり、1万〜3万円が一般的です。
合計すると、小学生の夏休み留学の費用は20万〜80万円程度となります。
夏休みの小学生留学にかかる費用は20〜80万円
方法別に見た、夏休みの小学生留学にかかる費用の目安は以下のとおりです。
- 語学留学(20万~60万円)
- サマースクール・サマーキャンプ(30万~80万円)
- ホームステイ(20万~70万円)
それぞれ詳しく見てみましょう。
語学留学(20万~60万円)
語学留学は、海外の語学学校で英語を学ぶプログラムです。小学生向けには、短期間のコースが多く用意されています。
学費は学校やコースによって異なります。合計費用は、1週間で10万〜30万円が目安です。そのため夏休みに小学生が2週間留学をした際の費用は、20万〜60万円となります。
マンツーマンレッスンやアクティビティ付きのコースは、費用が高くなる傾向にあります。
航空券は、前述のとおり夏休みシーズンのため10万〜20万円程度と高めです。滞在費はホームステイや学生寮が主流で、1週間あたり5万〜15万円ほどかかります。
語学留学は、英語を集中的に学びながら、現地の文化にも触れられる点が魅力です。短期間でも英語に慣れる良い機会となり、英語学習のモチベーション向上につながります。
サマースクール・サマーキャンプ(30万~80万円)
サマースクールやサマーキャンプは、語学学習だけでなく、スポーツやアートなどのアクティビティを通じて英語を学ぶプログラムです。
アクティビティがある分、学費は通常の語学留学より高めです。2週間で30万〜80万円が目安となっています。
サマースクールは、小学生が楽しみながら英語を学ぶのに最適な環境です。さまざまな国の同世代の子どもたちと交流しながら、多様な経験を積める点が大きなメリットです。
関連記事:【小学生向け夏休みカナダ留学】カナダの多文化都市トロントで国際交流、ジュニアサマーキャンプレポート!
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ホームステイ(20万~70万円)
ホームステイは、現地の家庭に滞在しながら、日常生活の中で英語を学ぶ留学スタイルです。
語学学校に通う場合と通わない場合があり、それによって費用が変わります。一般的には20万〜70万円ほどが目安です。
語学学校に通う場合、学費は10万〜30万円程度かかります。ホームステイの滞在費は1週間で5万〜15万円ほどで、食事が含まれることが多いです。
航空券は10万〜20万円、その他の生活費や保険料を含めると、合計で30万〜70万円程度となります。
一方、学校に通わず完全にホストファミリーと生活を共にする場合は、費用を抑えることも可能です。
ホームステイは、リアルな英語環境の中で生活し、日常的に英語を使う経験ができる点が特徴です。ホストファミリーとの交流を通じて異文化理解を深められます。
1年間の小学生留学にかかる費用は180〜400万円
小学生が1年間留学する際の費用は、留学先の国や学校の種類、滞在形式などによって大きく異なります。一般的な費用の目安は180〜400万円です。
しかし、長期留学に行く小学生はほとんどいません。99%以上が1〜3週間ほどの短期留学と考えて良いでしょう。
以下は、高校生の留学生数の推移を留学期間3ヶ月未満と3ヶ月以上に分けてまとめた表です。
3ヶ月未満 | 3ヶ月以上 | |
---|---|---|
2008年 | 89.43% | 10.57% |
2011年 | 90.20% | 9.80% |
2013年 | 90.73% | 9.27% |
2015年 | 88.29% | 11.71% |
2017年 | 91.30% | 8.70% |
2019年 | 88.62% | 11.38% |
参考:文部科学省 トビタテ!留学JAPAN データでみる日本の留学 対象別の留学生数データ
一般的に年齢が低いほど留学期間は短くなるので、留学をする小学生の大半が長期ではなく短期を選んでいると分かります。
夏休みの小学生留学にかかる費用は国によっても異なる
夏休みの小学生留学にかかる費用は、留学先の国によって大きく異なります。学費や滞在費、物価、航空券代などが国ごとに異なるからです。
例えばアメリカやイギリス、カナダなどの英語圏の先進国は費用が高めです。サマースクールやホームステイを含めた2週間のプログラムで30万〜80万円が相場となります。
一方フィリピンやマルタ、マレーシアなどは比較的安価で、2週間のプログラムでも20万〜50万円程度で済むことが多いです。物価が安く、費用を全体的に抑えられるからです。
また、航空券の価格も国によって異なります。ヨーロッパや北米は日本から遠いため、航空券が高額になりがちです。一方アジア圏であれば、渡航費を10万円以下に抑えることも可能です。
夏休みの小学生留学はサマーキャンプなど短期間が一般的
小学生の夏休み留学は、サマーキャンプや語学研修などの短期プログラムが主流です。
多くの家庭では、子どもの年齢や精神的な負担を考慮し、1〜3週間程度の滞在を選ぶ傾向があります。
長期留学と異なり、短期間であれば親元を離れる不安も抑えやすく、学業や生活リズムにも大きな影響を与えません。
また日本の夏休みの期間に合わせて設計されたプログラムが多く、学校を休まずに参加できる点も人気のポイントです。
サマーキャンプは、英語学習に加えてスポーツやアート、アクティビティが豊富に組み込まれており、遊びながら英語に触れられるのが特徴です。語学力の向上だけでなく、異文化理解や自立心の育成にもつながるため、教育的価値が高いとされています。
さらに短期留学であれば費用も比較的抑えやすく、渡航先の選択肢も広がります。
初めての海外経験としても適しており、本格的な長期留学を検討する前のステップとして活用する家庭も少なくありません。
夏休みの小学生留学には国内の選択肢もある
夏休みの小学生向け留学には、海外だけでなく国内で英語に触れられるプログラムも存在します。
国内英語キャンプや、インターナショナルスクールが主催するサマースクールなどが代表的です。海外に行かずに英語環境に身を置ける点がメリットです。
特に、初めての留学で不安がある家庭にとっては、移動の手間や安全面で安心材料となります。
しかし、国内かつ周りに日本人が多い環境なので、本格的な語学力の向上や異文化理解の面では限界があります。
例えば「英語を話すしかない環境」は国内かつ周りに日本人が多い状態では生まれません。
海外に出て、現地で英語を使いながら生活する経験を積む方が効果的です。
国内留学も選択肢の一つではありますが、本格的な留学体験を求めるのであれば、やはり海外留学が望ましいと言えるでしょう。
小学生が無料で留学に行く方法はある?
小学生が無料で留学する方法は、基本的には存在しません。
しかし、費用を抑える方法はあります。代表的なのが、奨学金制度の活用です。
一部の教育機関や企業、自治体などが、小中学生向けの短期留学支援プログラムを設けており、選考を通過すれば渡航費や学費の一部が補助されます。
ただし小学生を対象とした奨学金は数が限られており、競争率も高いため、誰でも利用できるわけではありません。
もう1つの選択肢が、カナダの親子留学制度です。
カナダでは、親が学生ビザを取得して現地の教育機関に通っている場合、同行する子どもが現地の公立校に無償で通学できる制度があります。
この制度を利用すれば、子どもの学費を無料に抑えることが可能です。
しかし親自身の学費や親子の滞在費、生活費、航空券、保険料などの費用はすべて自己負担となるため、実質的には「学費のみ無料」という扱いになります。
小学生が留学をするメリット
小学生が留学をする主なメリットは、以下の3つです。
- 海外への興味関心が醸成される
- 英語を話すことへの抵抗がなくなる
- ネイティブに近い発音を身につけられる可能性が高い
特に大きいのが、英語や海外文化に対する関心を自然と育てられる点です。
留学を通じて「英語をもっと話したい」「海外のことをもっと知りたい」といった気持ちが芽生えると、自発的に英語に触れるようになります。
また英語を話すことへの抵抗感がなくなるのも、小学生留学の大きな利点です。
日本では「間違えたら恥ずかしい」と感じる子が多いですが、小学生はそのようなプレッシャーが比較的少なく、現地で自然に英語を使おうとする傾向があります。
遊びの中で英語を使う体験を通じて「伝わればOK」という感覚が身につき、英語への心理的ハードルが下がるでしょう。
さらに小学生のうちに留学することで、ネイティブに近い発音を習得できる可能性が高まります。
これは「臨界期」と呼ばれる、言語習得に適した時期に該当するためです。10歳ごろまでに英語を聞き、話す環境に慣れることで、自然で正確な発音を身につけやすくなります。
小学生が留学をするデメリット
小学生が留学をする主なデメリットは、以下の5つです。
- 帰国後の生活に支障が出る
- 親と離れることで子どもに過度なストレスがかかる
- 日本のカリキュラムとズレがある
- 想定以上の費用がかかる
- 短期の場合それだけで英語が話せるようにはならない
しかし上記デメリットの多くは、長期留学の場合に見られるものであり、数週間程度の短期留学であればほとんど問題になりません。
詳しくは以下の記事で解説しています。
関連記事:【保護者向け】小学生留学のデメリット5つ!行かせて後悔する前に知ってほしいこと
小学生の留学はLife Journeyにおまかせください
Life Journeyは、業界初のオフィスを持たない国際教育コンサルタントです。小学生から大人まで、幅広い方の留学をサポートしています。
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小学生のお子さまには、以下の国への短期留学と親子留学を紹介可能です。
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
- オーストラリア
- マルタ共和国
- フィリピン
- マレーシア
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▼小学生向け夏休み短期カナダ留学レポート
まとめ
夏休みの小学生留学にかかる費用目安や、国・留学方法別の違い、費用を抑える方法などについて解説しました。
夏休みは、小学生の短期留学に絶好の機会です。予算と相談しつつ、目的に合った留学方法や留学先を探しましょう。
弊社「Life Journey」も、LINEやメールの無料相談窓口を設けております。無理な勧誘はありませんので、安心してご相談ください。