「子どもが不登校になってしまったけれど、この先の進路はどうなるのだろう?」
「日本の学校が合わないなら、海外の学校で学ぶ方法もあるのかな?」
そんなお悩みを抱えている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
不登校のお子さまの進路には、日本の学校への復帰、フリースクール、通信制高校など、さまざまな選択肢があります。そして、もう一つ知っていただきたいのが海外留学という選択肢です。
海外には、少人数の授業や個別の学習サポート、自然の中での体験活動など、日本とは異なる教育環境を提供する学校があります。
もちろん、海外に行けば必ず不登校が解消するわけではありません。しかし、お子さま自身が新しい環境に興味を持っているのであれば、これからの学び方を考えるきっかけになるかもしれません。
今回は、Life Journeyが紹介するアメリカの学校から、不登校を経験した中学生が進学先を検討するときに注目したい5校をランキング形式でご紹介します。各校の特徴や学習サポート、寮生活、費用に加え、学校選びで注意したい点も解説します。
不登校の中学生におすすめの海外留学先・学校ランキングTOP5
まずは、今回ご紹介する学校を比較してみましょう。
| 順位 | 学校名 | 所在地 | 注目したい特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | St. Andrew’s-Sewanee School | アメリカのテネシー州 | 個別学習支援と自然体験 |
| 2位 | Wasatch Academy | アメリカのユタ州 | 学習サポートと幅広い体験活動 |
| 3位 | Rivermont Collegiate | アメリカのアイオワ州 | 国際交流と少人数の寮生活 |
| 4位 | Foxcroft Academy | アメリカのメイン州 | IB教育と英語・学習支援 |
| 5位 | Miss Hall’s School | アメリカのマサチューセッツ州 | 女子教育と相談しやすいコミュニティ |
この順位は、添付の調査資料にある「学習支援」「カリキュラム」「学生生活」「費用」「学校との相性」の評価をもとに構成した独自の参考ランキングです。
※5校すべてが中学校段階から寮生活を始められるわけではありません。Foxcroft AcademyとMiss Hall’s Schoolは、原則としてアメリカの高校課程(Grade 9以降)が対象です。
「今すぐ中学校から留学したい」のか、「中学卒業後に海外高校へ進みたい」のかによっても、候補となる学校は変わります。
出典:Life Journey|アメリカのボーディングスクール紹介
第1位:St. Andrew’s-Sewanee School(セント・アンドリュース・セワニー・スクール)

学習面の不安があるお子さまに注目してほしい学校
アメリカ・テネシー州にあるSt. Andrew’s-Sewanee Schoolは、豊かな自然に囲まれた私立学校です。Grade 6~12の生徒が学び、Grade 7から寮生活を選択できます。
この学校の大きな特徴は、学習面で困っている生徒を支える「Learning Resources Center(学習リソースセンター)」があることです。
課題の進め方や学習計画の管理、学習状況の確認などについて、学校の担当者に相談できる仕組みがあります。学校の公式サイトでは、一般的なクラス規模は14~15名程度と紹介されています。
日本の学校を休んでいた期間が長く、勉強の遅れを心配しているお子さまにとって、どのような学習支援が利用できるかは学校選びの大切なポイントになるでしょう。
自然の中で新しい興味を見つけられる
St. Andrew’s-Sewanee Schoolには、約550エーカーの広大なキャンパスがあります。アウトドア教育や芸術活動、スポーツなど、教室の外で学ぶ機会があるのも魅力です。
机に向かう勉強には苦手意識があっても、自然やアート、体を動かす活動には興味を持っているお子さまもいるでしょう。学力だけでなく、好きなことや得意なことにも目を向けられる環境として検討できます。
こんなお子さまにおすすめ
- 勉強の遅れが気になっている
- 少人数の環境で先生に相談したい
- 自然やアウトドア活動が好き
- 勉強以外にも興味のあることを見つけたい
年間費用:2026~2027年度の7日制寮プログラムは64,500米ドル。別途、必須の活動費などが必要です。
必要な対応が可能か、出願前に個別に確認しましょう。
第2位:Wasatch Academy(ワサッチ・アカデミー)

一人ひとりの学び方を大切にする学校
Wasatch Academyは、アメリカ・ユタ州のマウントプレザントにあるボーディングスクールです。Grade 8~12を中心とした教育を提供しています。
この学校の特徴は、生徒ごとの学び方を支える「Learning Center」です。勉強の内容だけでなく、学習計画の立て方、課題の管理、学習を続けるためのスキルなども重視しています。
不登校を経験したお子さまの中には、授業のスピードについていけなかったり、課題を一人で進めることに難しさを感じたりする場合もあるでしょう。そのため、「どのような学習サポートが利用できるか」は、ぜひ学校に確認しておきたいポイントです。
アウトドアや芸術活動も充実
Wasatch Academyでは、アウトドア教育に加え、工学・ロボット工学・テクノロジー、音楽や美術などのプログラムも提供されています。
学校の勉強だけでなく、さまざまな分野に触れながら、自分が夢中になれるものを探したいお子さまにも検討してほしい学校です。
こんなお子さまにおすすめ
- 自分に合った勉強方法を見つけたい
- 学習計画を立てたり、課題を管理したりすることが苦手
- スポーツやアート、ものづくりに興味がある
- 高校卒業後の海外大学進学も考えている
年間費用:2026~2027年度の留学生向け寮プログラムは78,700米ドルです。
出典:Wasatch Academy|特色ある教育プログラム/学費・学費支援
第3位:Rivermont Collegiate(リバーモント・カレッジエイト)

日本人留学生の体験談もある国際色豊かな学校
Rivermont Collegiateは、アメリカ・アイオワ州のベテンドーフにある私立学校です。寮プログラムでは、Grade 8~12の国内外の生徒を受け入れています。
学校の公式サイトによると、日本を含めたさまざまな国から生徒が集まり、授業以外の時間も仲間や学校スタッフと交流しています。週末には外出や映画鑑賞、遠足などの機会もあります。
多国籍の仲間と同じ場所で学び、暮らす経験は、海外のボーディングスクールならではの魅力です。
Life Journeyから留学した生徒の体験談も
Rivermont Collegiateは、Life Journeyから実際に留学した生徒の体験談が紹介されている学校です。
Life Journeyの公式サイトでは、同校に留学したKaiくんが、授業の自由度や世界各国の生徒と交流する魅力について語っています。
学校のパンフレットだけでは、現地の生活を想像するのが難しいこともありますよね。そんなときは、実際に留学した先輩の声も学校選びの参考にしてみましょう。
こんなお子さまにおすすめ
- 世界中に友達を作りたい
- 異なる文化や価値観に触れたい
- 科学やテクノロジー、ものづくりに興味がある
- 寮生活を通じて自立する経験をしてみたい
年間費用:公式サイトに掲載されている留学生向け寮費用は45,000米ドルです。別途費用がかかる場合があります。
出典:Rivermont Collegiate|寮生活・学費/Life Journey|Kaiくんの留学体験談
第4位:Foxcroft Academy(フォックスクロフト・アカデミー)

高校課程から国際的な環境で学びたい生徒に
Foxcroft Academyは、アメリカ・メイン州にある高校課程の学校です。Grade 9~12を対象としているため、中学卒業後の進学先や、高校相当の学年からの留学を考える際の候補になります。
同校ではIB(国際バカロレア)、AP、Honorsなどの科目が用意され、芸術やスポーツなどにも取り組めます。留学生向けのESL(英語を母語としない生徒向けの英語授業)がある点も特徴です。
勉強につまずいたときの学習支援も
Foxcroft Academyでは、授業後の学習支援時間や、生徒同士で教え合うピアチュータリング、決められた曜日の夜間学習時間などが設けられています。
学習に苦手意識があるお子さまにとって、こうしたサポートを利用できるかどうかは重要です。
一方で、ESLがあるからといって、英語力や学力に関係なく必ず入学できるわけではありません。 出願条件は本人の状況に合わせて確認しましょう。
こんなお子さまにおすすめ
- 中学3年生頃から海外高校への進学を考えている
- 英語を学びながら正規の授業にも挑戦したい
- IBやAPなど大学進学を意識した学習に興味がある
- 困ったときに学習支援を受けられる環境を重視したい
年間費用:学校公式FAQに掲載された費用は54,000米ドルです。授業料、寮・食費、ESL、保険などが含まれています。
出典:Foxcroft Academy|入学・カリキュラム・学習支援・学費の公式FAQ
第5位:Miss Hall’s School(ミス・ホールズ・スクール)

女子校で新しい学校生活を始めたいお子さまに
Miss Hall’s Schoolは、アメリカ・マサチューセッツ州にある女子校です。Grade 9~12を対象としており、寮生活と通学の両方に対応しています。
同校では、授業だけでなく、芸術活動やクラブ活動、リーダーシップを育む機会も重視されています。興味のあることを少しずつ見つけながら、新しい学校生活を考えたいお子さまにとって、検討したい環境の一つです。
教職員や先輩に相談しやすい仕組み
Miss Hall’s Schoolでは、生徒一人ひとりに対して、教職員や仲間で構成される「Personal Team」というサポートの仕組みを用意しています。
また、寮生活では上級生が新入生を支える取り組みもあります。授業だけでなく、日常生活で困ったときに相談できる相手がいるかは、留学先を選ぶうえで大切なポイントです。
こんなお子さまにおすすめ
- 女子校での学校生活を希望している
- アートや音楽、自己表現に興味がある
- 学校内の人間関係やコミュニティを重視したい
- 高校課程から海外留学を始めたい
年間費用:2026~2027年度の留学生向け寮費用は35,000~83,000米ドルの範囲で、家庭の状況などによって決まります。
出典:Miss Hall’s School|学校生活・サポート/2026~2027年度の学費
不登校の中学生が海外留学先を選ぶときの5つのポイント
ここまで5校をご紹介しましたが、ランキング1位の学校が、すべてのお子さまにとって最適とは限りません。 特に不登校を経験したお子さまの場合は、学力や進学実績だけでなく、安心して生活を始められるかという視点も大切です。
1.お子さま本人が海外留学に興味を持っているか
まず大切なのは、本人の気持ちです。保護者の方が「環境を変えてあげたい」と考えていても、本人が海外生活を望んでいなければ負担になってしまうかもしれません。
最初から留学を決める必要はありません。海外の学校の写真や動画を一緒に見たり、学校生活について話したりするところから始めてもよいでしょう。
海外留学は、お子さま自身が選べる進路の一つとして考えることが大切です。
2.学習の遅れに対応できるか
学校を休んでいた期間が長い場合、授業についていけるか不安になることもあるでしょう。
学習支援といっても、補習、学習計画の管理、英語の授業など、内容は学校によって異なります。現在の学習状況と、実際に受けられる支援の内容をすり合わせることが重要です。
3.寮生活や日常生活のサポートがあるか
中学生が保護者と離れて海外へ留学する場合、授業以外の時間も重要です。体調が悪くなったとき、友達との関係で悩んだとき、ホームシックになったときに誰に相談できるでしょうか。
寮スタッフの配置だけでなく、夜間や休日の対応、保護者との連絡方法、必要な支援につなぐ仕組みまで確認しましょう。
4.英語力と入学条件が合っているか
ESLなどの英語サポートがある学校でも、出願時に一定の英語力を求める場合があります。また、成績証明書や推薦状、面接が必要になることもあります。
「英語が苦手だから無理」と決めつけるのではなく、今の英語力から挑戦できる学校と、準備が必要な学校を分けて考えるとよいでしょう。
5.留学後の進路まで考えられるか
海外留学は渡航して終わりではありません。帰国後に日本の学校へ進むのか、そのまま海外高校や海外大学を目指すのかによって、選び方は変わります。
日本の在籍校との関係や、帰国後の編入・進学条件についても、渡航前に確認しておくと安心です。
不登校の中学生が海外留学する場合の費用は?
保護者の方が特に気になるのが、留学にかかる費用ではないでしょうか。今回紹介した5校の学校公式サイト掲載額は次のとおりです。
| 学校名 | 年間の掲載費用 |
|---|---|
| St. Andrew’s-Sewanee School | 64,500米ドル |
| Wasatch Academy | 78,700米ドル |
| Rivermont Collegiate | 45,000米ドル |
| Foxcroft Academy | 54,000米ドル |
| Miss Hall’s School | 35,000~83,000米ドル |
※2026年10月時点で確認できた掲載額です。St. Andrew’s-Sewanee Schoolは7日制寮、その他は留学生向けの寮プログラムです。費用に含まれる項目、適用年度、追加費用は学校によって異なります。
航空券、ビザ申請、学校指定の追加費用、個人的な生活費などを含めると、実際の負担は表の金額から変わることがあります。学校の学費だけでなく、留学全体でいくら必要になるかを確認しましょう。
奨学金や学費支援も確認しよう
学校によっては、学費の一部を支援する制度があります。Rivermont Collegiateでは条件を満たす留学生向けの経済状況に応じた支援制度が案内されています。
Miss Hall’s Schoolでは、家庭の事情を考慮して学費が決まる仕組みを採用しています。
ただし、奨学金や学費支援を必ず受けられるわけではありません。 利用条件や支給の可否は、学校の審査や募集年度によって異なります。
「わが家の予算に合う学校を知りたい」「どこまで費用を抑えられるか確認したい」という場合は、Life Journeyへお気軽にご相談ください。
出典:St. Andrew’s-Sewanee Schoolの学費/Wasatch Academyの学費/Rivermont Collegiateの学費・支援/Foxcroft Academyの学費/Miss Hall’s Schoolの学費
いきなり長期留学が不安なら、短期留学から始める方法も
「海外留学には興味があるけれど、いきなり1年間の留学は不安……」そんなお子さまには、短期留学という選択肢もあります。
Life Journeyでは、春休み・夏休み・冬休みを使った、小学生・中学生・高校生向けの短期留学プログラムもご紹介しています。1週間程度から参加できるプログラムもあります。
短期留学なら、長期留学を決める前に海外生活を体験し、自分に合うか考える機会を作れます。
もちろん、短い期間でも環境の変化に負担を感じることがあります。本人の気持ちや体調、プログラムの受け入れ条件を確認しながら、無理のない方法を考えましょう。
短期プログラムの内容は、Life Journeyのジュニア向け短期留学ページでもご覧いただけます。
出典:Life Journey|小中高生の短期留学プログラム
不登校の中学生の海外留学に関するよくある質問
Q.不登校で出席日数が少なくても海外の学校に入学できますか?
入学の可否は学校ごとの判断となります。出願には、成績証明書や推薦状、面接などが求められる場合があります。不登校の経験や現在の学習状況、必要なサポートについて正確に伝え、学校側に確認しましょう。
Q.英語がほとんど話せなくても留学できますか?
必要な英語力は学校によって異なります。ESLなどの英語サポートがある学校もありますが、それだけで入学条件を満たすとは限りません。今の英語力と、学校が求めるレベルを確認することが大切です。
Q.留学先で再び学校へ通えなくなったらどうなりますか?
学校ごとに対応が異なります。寮スタッフや教職員への相談、学習支援などがあっても、すべての状況に対応できるとは限りません。休学・帰国の選択肢や保護者への連絡方法も、渡航前に確認しておきましょう。
Q.海外留学をすると不登校が改善しますか?
海外留学によって必ず不登校が改善するとは言えません。 新しい教育環境が合うお子さまもいれば、海外生活そのものが負担になるお子さまもいます。
不登校を解消することだけを目的にするのではなく、本人がどのような環境で学び、生活したいのかを大切にしましょう。
Q.どの学校が子どもに合っているのか分かりません。
学校の雰囲気、寮生活、学習支援、英語の条件などを一緒に整理するところから始めてみましょう。ランキングよりも、お子さまの状況や希望と学校との相性を優先することをおすすめします。
まとめ|不登校の中学生にとって、海外留学も進路の選択肢の一つ
今回は、不登校を経験した中学生が海外留学を検討する際に注目したい5校をご紹介しました。
学習支援に特色のある学校、自然豊かな環境で活動できる学校、国際交流が盛んな学校など、それぞれ異なる魅力があります。
ただし、学校の評価が高いからといって、すべてのお子さまに合うとは限りません。特に不登校を経験したお子さまの場合、学力や英語力だけでなく、本人の気持ちや必要な支援を考えながら学校を選ぶことが大切です。
今の学校に通えていないからといって、これからの学び方が一つに限られるわけではありません。
日本で学び直す道もあれば、海外で新しい学び方を見つける道もあります。お子さまが自分らしく学べる環境を、一緒に考えていきましょう。
不登校のお子さまの海外留学はLife Journeyへご相談ください

Life Journeyでは、お子さまの海外留学について無料相談を受け付けています。
- 不登校でも相談できる留学先を知りたい
- 学習の遅れや英語力に不安がある
- 中学1~2年生からの留学先を探している
- 中学卒業後の海外高校進学を考えている
- 費用や寮生活のサポートについて詳しく知りたい
- まずは短期留学から挑戦してみたい
まだ留学するかどうかを決めていなくても大丈夫です。お子さまの現在の学年やご希望、不安に感じていることを整理しながら、どのような選択肢があるか一緒に考えていきましょう。
お子さまの未来の選択肢を広げるために、まずは情報を集めるところから始めてみませんか?
留学が、お子さまの新しい可能性を考えるきっかけになれば幸いです。







