「カナダの高校には制服があるの?」「海外ドラマのように、毎日私服で登校するの?」「学校紹介の写真で生徒が着ているポロシャツは制服?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、カナダの高校がすべて制服、またはすべて私服というわけではありません。
公立高校でも私服の学校と制服の学校があり、私立高校やボーディングスクールでも、学校によって制服のデザインや着用ルールが異なります。
カナダには、全国の学校を一括して管理する共通の教育制度がありません。カナダ政府によると、教育制度は各州・準州がそれぞれ運営しているため、制服、メイク、ピアス、スマホなどのルールも地域や学校によって異なります。
参考元:Government of Canada「Learn about education in Canada」
実際に、Life Journeyで紹介している学校だけを見ても、服装には次のような違いがあります。
| 学校 | 学校タイプ | 主な服装 |
|---|---|---|
| Western Canada High School | 公立高校 | 私服を基本とし、学校のDress Codeに従う |
| Royal West Academy | 公立高校 | グレーのボトムス、白・青のポロシャツなどの制服 |
| Pickering College | 私立・ボーディングスクール | 学校指定のアカデミック制服・体育制服 |
| Ridley College | 私立・ボーディングスクール | ブレザー、シャツ、ネクタイ、グレーのパンツなど |
| King’s-Edgehill School | 私立・ボーディングスクール | 学校指定業者から購入する制服 |
「カナダの高校は自由」というイメージだけで準備を進めると、入学後に制服一式を購入する必要があったり、授業中のスマホ使用が想像以上に厳しかったりすることがあります。
この記事では、カナダ高校の制服、私服、ポロシャツ、メイク、ピアス、スマホなどの校則について、カナダ政府、州政府、教育委員会、現地高校の公式情報をもとに解説します。
※この記事の情報は2026年7月時点で確認した内容です。制服や校則は年度の切り替わりに変更されることがあるため、実際に留学する際は、学校の最新のStudent Handbook、Code of Conduct、Uniform Policyも必ずご確認ください。
カナダの高校は制服?私服?
カナダ高校の制服について調べる際は、最初に「カナダ全国で統一された制服のルールはない」と理解しておくことが大切です。
カナダでは、各州・準州が独自の学校制度を運営しています。制服についても、カナダ政府が全国一律のデザインや着用義務を決めているわけではありません。
参考元:Government of Canada「Learn about education in Canada」
そのため、カナダには次のような学校が混在しています。
- 制服を設けていない公立高校
- 公立高校でありながら制服を設けている学校
- ポロシャツを通常制服としている学校
- ブレザーやネクタイを着用する私立高校
- 通常制服とフォーマル制服を使い分けるボーディングスクール
- 体育や学校行事のときだけ指定ウェアを着用する学校
「公立高校だから私服」「私立高校だから必ずブレザー」と、学校タイプだけで判断することはできません。
私服で通う公立高校もある
カナダの公立高校には、学校指定の制服を設けず、生徒が私服で通う学校があります。
Life Journeyのカナダ公立校ページで紹介しているWestern Canada High Schoolでは、学校指定の一律の制服ではなく、Dress Codeに沿った服装が求められています。
同校の公式Dress Codeでは、校内での着用に適した服、適切な靴、体育で必要な服、技術科目や実習で必要な保護服などを用意するよう定めています。また、授業や作業の安全を妨げない髪型も必要です。
私服校であっても、何を着てもよいわけではありません。
Western Canada High Schoolでは、差別、憎悪、暴力、薬物、アルコール、ギャングなどを肯定・促進するメッセージが書かれた服装を認めていません。
重いチェーンやスパイクなど、他人を傷つける可能性があるアクセサリーも禁止されています。
参考元:Western Canada High School「Dress Code」
カナダ高校の私服ルールでは、服の色やスカート丈を細かく統一することよりも、次のような点が重視される場合があります。
- 学校での活動に適しているか
- 授業や実習を安全に受けられるか
- 他の生徒を差別・威圧する表現がないか
- 薬物や暴力などを促進する内容ではないか
- 危険なアクセサリーを身に着けていないか
日本の高校とは校則の書き方や重視するポイントが異なるため、「細かな指定がない=完全に自由」と受け取らないようにしましょう。
公立高校でも制服を着る学校がある
「カナダの公立高校は私服」と紹介されることがありますが、すべての公立高校が私服とは限りません。
Life Journeyのカナダ公立校ページで紹介しているRoyal West Academyには、学校指定の制服があります。
Royal West Academyは、モントリオールのEnglish Montreal School Boardに属する学校です。公式サイトには制服専用のページが設けられています。
Royal West Academyの制服は、主に次のアイテムで構成されています。
- グレーのスカート
- グレーのパンツ
- グレーのドレスショートパンツ
- 白いテーラードシャツ
- 白または青の半袖ポロシャツ
- 青の長袖ポロシャツ
- 学校指定のセーター
- 全体が黒色の靴
ポロシャツには学校ロゴが入り、指定業者から購入する仕組みです。
ボトムスについても、学校の指定に沿った色やデザインを着用する必要があります。
靴は、ロゴや靴底を含めて全体が黒色で、床に跡が付きにくく、つま先とかかとが覆われているものが指定されています。
参考元:Royal West Academy「Uniform」
カナダでは、公立高校でもポロシャツや指定パンツなどを制服として着用する場合があります。
私立高校やボーディングスクールでは学校指定の制服が多い
Life Journeyで紹介しているPickering College、Ridley College、King’s-Edgehill Schoolには、それぞれ学校指定の制服があります。
Pickering Collegeでは、校内にあるHilltop Shopが、学校指定のアカデミック制服と体育制服を扱う公式販売店です。
制服だけでなく、靴、ベルト、ネクタイ、靴下なども取り扱っています。
参考元:Pickering College「School Stores」
Ridley Collegeでは、Grade 9~12向けの制服として、学校の紋章が付いたブレザー、ネクタイ、白いオックスフォードシャツ、グレーのパンツ、黒いベルト、黒い靴下、黒い革靴などが案内されています。
参考元:Ridley College Campus Store「Upper School Uniform Requirements」
King’s-Edgehill Schoolでは、制服を学校指定業者のTop Marksから購入するよう案内しています。
参考元:King’s-Edgehill School「KES Uniform Store」
制服校では、市販の似た色の服を自由に代用するのではなく、指定業者から購入しなければならないケースがあります。
カナダのボーディングスクールを検討している方は、次のページもご確認ください。
カナダ高校制服のポロシャツは正式な制服?
カナダ高校制服について調べると、ブレザーではなく、ポロシャツを着ている生徒の写真を見かけることがあります。
「ポロシャツだから私服なのでは?」と思うかもしれませんが、カナダの学校では、学校ロゴ入りのポロシャツを正式な制服として使用するケースがあります。
Royal West Academyでは白・青のポロシャツを制服として着用する
Royal West Academyでは、白いシャツだけでなく、白または青の半袖ポロシャツ、青の長袖ポロシャツが制服として認められています。
ポロシャツは学校指定業者から購入し、学校ロゴが入ったものを着用します。
同じ色の市販品であれば、何でも制服として認められるわけではありません。
参考元:Royal West Academy「Uniform」
ポロシャツを採用する制服は、ブレザーとネクタイを毎日着用する制服と比べると、見た目がカジュアルです。
しかし、制服である以上、次のようなルールが設けられることがあります。
- 学校指定の色を選ぶ
- 学校ロゴが入ったものを着る
- 適切なサイズを着る
- 指定されたパンツやスカートと組み合わせる
- シャツの裾を正しく着用する
- 市販のポロシャツで代用しない
「カナダ高校制服のポロシャツ」と聞いた場合は、単なる襟付きの私服ではなく、学校が指定する正式な制服である可能性があります。
Pickering Collegeでもポロシャツは制服に含まれる
Pickering Collegeの公式オンラインショップでは、Academic Uniformのカテゴリーにポロシャツが含まれています。
白色の長袖・半袖ポロシャツが案内されており、一部のネイビーのポロシャツはStudent Leader向けとされています。
参考元:Pickering College Hilltop Shop「Polos」
Pickering Collegeでは、ポロシャツ以外にも、次のようなアイテムがアカデミック制服として販売されています。
- パンツ
- スカート
- チュニック
- スコート
- サマー用ショートパンツ
- セーター
- オックスフォードシャツ
- ブラウス
- ベルト
- 靴下
- タイツ
体育や課外活動用のTシャツ、ショートパンツ、スウェットなどは、通常のアカデミック制服とは別に用意されています。
ポロシャツ姿だからといって、その日が私服登校日とは限りません。
フォーマル制服と通常制服を使い分ける学校もある
カナダの制服校では、毎日まったく同じ服装をするのではなく、場面によって制服を使い分ける場合があります。
Ridley Collegeでは、通常の授業日に着用するClassroom Dressと、よりフォーマルな服装が区別されています。
Grade 9~12では、白いオックスフォードシャツやグレーのパンツなどが通常制服に含まれます。また、Upper Schoolのネクタイは、金曜日には着用が必要と案内されています。
参考元:Ridley College Campus Store「Upper School Uniform Requirements」
| 服装区分 | 主な場面 | 服装の例 |
|---|---|---|
| Formal Dress | 式典、集会、金曜日など | ブレザー、シャツ、ネクタイ |
| Classroom Dress | 通常の授業 | シャツ、ポロシャツ、指定パンツ |
| Summer Dress | 暖かい時期 | 半袖ポロシャツ、ショートパンツ |
| Athletic Uniform | 体育、スポーツ | 指定Tシャツ、ショートパンツ |
| Dress Down Day | 学校指定の私服登校日 | Dress Codeに沿った私服 |
制服の有無だけでなく、「どの曜日に何を着るのか」まで確認することが大切です。
カナダ高校の私服・服装ルール
カナダ高校の私服は、日本の高校より自由に見える場合があります。
しかし、私服校でも、学習環境、安全、差別防止などを目的とした服装ルールがあります。
私服でも学校活動に適した服装が必要
Western Canada High SchoolのDress Codeでは、服装の基準として、清潔感、活動への適切さ、安全性などを挙げています。
体育では体育用の服、実習では保護服、校内では適切な靴が必要です。また、髪が実習や作業の危険につながらないようにすることも求められています。
参考元:Western Canada High School「Dress Code」
たとえば、次のような服装は、通常の授業では問題がなくても、特定の授業では不適切になる可能性があります。
- つま先が大きく開いた靴
- 機械に巻き込まれる可能性がある服
- 実験中に薬品が付着しやすい服
- 運動しにくい靴やパンツ
- 長く垂れ下がったネックレス
- 安全器具を正しく着用できない髪型
理科実験、技術、体育などの授業では、普段の私服よりも安全性が優先されます。
服に書かれた英語やイラストにも注意する
カナダ高校の服装ルールでは、衣服の形だけでなく、書かれている文字、ロゴ、イラストも確認されます。
Western Canada High Schoolでは、次のような内容を示す服装を認めていません。
- 差別
- 憎悪
- 暴力
- 不適切・攻撃的な言葉
- わいせつなジェスチャー
- 薬物やアルコールの使用・促進
- ギャングや無許可の組織との関係
参考元:Western Canada High School「Dress Code」
日本で購入した英語ロゴ入りの服でも、現地では差別表現や不適切なスラングと受け取られる場合があります。
意味を正確に理解していない英語が大きく書かれた服は、学校へ着ていく前に確認しましょう。
私服登校日にもルールがある
制服校でも、Dress Down DayやSpirit Dayなど、私服で登校できる日が設けられることがあります。
ただし、私服登校日は「完全に自由な日」ではありません。
Royal West Academyでは、Dress Down Dayの服装について、不適切なスローガンやロゴ、性的な画像、下着が見える服、クロップドトップ、お腹が見える服、帽子などを認めていません。
参考元:Royal West Academy「Uniform」
カナダ高校ではメイクできる?
カナダ高校のメイクについても、全国共通のルールはありません。
カナダでは各州・準州が学校制度を運営しており、さらに学校が独自の制服規定や身だしなみ規定を設けています。
「カナダの高校ならメイクは自由」「制服校ならメイクは禁止」と一律には判断できません。
参考元:Government of Canada「Learn about education in Canada」
公開されている校則にメイクの記載がない場合もある
カナダの学校の公式サイトには、制服、靴、髪型、ピアス、アクセサリーについて詳しく書かれていても、メイクについて明示されていない場合があります。
たとえば、Royal West Academyの公開Uniformページでは、制服の種類、靴、髪、ジュエリー、鼻のピアスなどは記載されていますが、メイクについての明示的な記載は確認できません。
参考元:Royal West Academy「Uniform」
メイクについて書かれていないからといって、必ず自由にできるとは限りません。
次のような場所に、別途ルールが書かれている可能性があります。
- Student Handbook
- Code of Conduct
- Uniform Policy
- General Appearance
- Grooming Policy
- Parent and Student Guide
- 入学後に配布される学校アジェンダ
通常授業では問題がなくても、体育、実験、スポーツ大会、学校行事、写真撮影などでは、別の指示が出ることもあります。
最初は控えめなメイクで登校すると安心
留学先のメイクルールが明確に分からない場合は、最初から濃いメイクで登校するより、控えめな状態で学校の雰囲気を確認すると安心です。
留学開始直後はナチュラルメイクにとどめ、学校や周囲の生徒の様子を確認してから調整するとよいでしょう。
特に確認しておきたいのは、次の項目です。
- ファンデーションやコンシーラー
- アイラインやマスカラ
- 濃いアイシャドウ
- つけまつげ
- カラーコンタクト
- 濃いリップ
- ネイルカラー
- 長いネイルチップ
- 香水や強い香りのボディスプレー
メイクについて学校へ質問するときの英語
Are students allowed to wear makeup at school?
学校でメイクをしてもよいですか?
Are there any rules regarding makeup or nail polish?
メイクやネイルに関するルールはありますか?
Is natural-looking makeup permitted?
ナチュラルメイクは認められていますか?
Are false eyelashes or artificial nails allowed?
つけまつげや人工のネイルは認められていますか?
制服の購入方法を確認するときに、メイクやネイルについても一緒に質問しておくと安心です。
カナダ高校ではピアスを着けられる?
カナダ高校のピアスも、学校によって対応が異なります。
耳の小さなピアスを認める学校もあれば、顔のピアスや大きなアクセサリーを制限する学校もあります。
Royal West Academyでは控えめなジュエリーを認めている
Royal West Academyでは、ジュエリーは控えめなスタイルにするよう求めています。
公式Uniformページでは、控えめなジュエリーの例として、イヤリング、ネックレス、鼻に一つだけ着ける小さなスタッドなどが挙げられています。
参考元:Royal West Academy「Uniform」
「カナダ高校では鼻ピアスも自由」と一括りにすることはできません。
学校によっては、次のように条件が異なります。
- 耳のピアスのみ認める
- 小さなスタッドピアスのみ認める
- 鼻のピアスを一つだけ認める
- 顔のピアスを認めない
- 制服着用時は目立つピアスを禁止する
- 体育やスポーツ中はすべて外す
- 安全上問題があるアクセサリーを禁止する
ピアスを開けて間もない時期は簡単に外せないため、留学直前に新しいピアスを開ける場合は注意が必要です。
体育や実習では普段より厳しくなる可能性がある
普段はピアスを着けられる学校でも、体育、スポーツ、理科実験、技術系の授業では、外すよう指示されることがあります。
大きなフープピアス、長いネックレス、重いチェーンなどは、運動器具や機械に引っ掛かる危険があります。
Western Canada High Schoolでも、服装やアクセサリーについて、安全性を基準の一つとしており、重いチェーンやスパイクなどを禁止しています。
参考元:Western Canada High School「Dress Code」
ピアスのルールを確認するときは、通常授業だけでなく、体育や課外活動中の扱いも聞いておきましょう。
カナダ高校のスマホルール
「海外の高校では授業中もスマホを自由に使える」というイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、現在のカナダでは、授業への集中やオンライン上の安全を目的として、スマホやスマートウォッチなどの使用を制限する州や学校があります。
カナダの高校だからといって、授業中にスマホを自由に使えるとは限りません。
オンタリオ州ではGrade 7以上の授業中の使用を制限
オンタリオ州では、Grade 7以上の生徒は、教師から明確に許可された場合を除き、授業時間中にスマホなどのモバイル端末を使用できません。
参考元:Government of Ontario「Cellphones and other mobile devices in schools」
そのため、オンタリオ州にあるPickering CollegeやRidley Collegeへ留学する場合も、授業中に自由にスマホを触れると考えない方がよいでしょう。
私立校については学校独自のルールもあるため、州の案内だけでなく、学校のStudent Handbookも確認する必要があります。
ブリティッシュコロンビア州でも個人端末を制限
ブリティッシュコロンビア州では、教育委員会が学校のCode of Conductに、スマホやタブレットなどの個人用デジタル機器を制限する内容を含める必要があります。
州のポリシーでは、授業時間中の制限だけでなく、教育目的での利用、年齢に応じた扱い、医療・健康上の必要、アクセシビリティ、学習上の公平性なども考慮するよう求めています。
参考元:Government of British Columbia「Personal Digital Device Restrictions in Schools」
Life Journeyの公立校ページで紹介しているLord Byng Secondary SchoolやUniversity Hill Secondary Schoolなどを検討する場合も、州の方針に加えて、各学校の最新のCode of Conductを確認しましょう。
関連ページ:カナダ留学向け公立中学・高校一覧
Royal West Academyは学校にいる間のスマホ使用が厳しい
Royal West Academyでは、スマホ、スマートウォッチ、イヤホン、ヘッドホンなどの個人用電子機器について、学校生活中の細かなルールを設けています。
学校の公式Code of Conductでは、スマホなどを学校敷地内で使用できる時間を、原則として午前8時25分より前と午後3時以降としています。
学校のオフィスなどで教職員の許可を得た場合には、例外的に使用できることがあります。
参考元:Royal West Academy「Code of Conduct」
また、学校の時間割案内では、朝のホームルーム前にスマホやスマートウォッチなどをロッカーへ入れ、授業中は保管するよう案内しています。
教師が教育目的で許可した場合は使用できます。
参考元:Royal West Academy「School Day – Daily Timetable」
スマホルールに違反した場合は端末を預けることになり、保護者が学校へ受け取りに来る場合があります。
日本の家族から授業時間中にメッセージが届いても、本人がすぐに確認できない可能性があります。
緊急連絡が必要な場合に備えて、学校のメインオフィス、ホストファミリー、現地ガーディアンの連絡先も共有しておきましょう。
ボーディングスクールでは生活時間全体にルールが及ぶこともある
ボーディングスクールでは、授業中だけでなく、寮生活、食事、自習時間、就寝前などにもスマホルールが設けられる場合があります。
King’s-Edgehill Schoolが2024年9月に公開した学校公式記事では、通常の学校時間中はスマホを認めず、許可なく使用した場合、1回目は当日、2回目は3日間端末を預かる方針が紹介されています。
参考元:King’s-Edgehill School「Ditching the Cell Phone」
※スマホルールは学校年度によって変更される可能性があります。入学時には必ず最新の寮規則とStudent Handbookをご確認ください。
King’s-Edgehill Schoolを含むボーディングスクールへ留学する場合は、次の時間帯ごとに確認しましょう。
- 授業中
- 休み時間
- 昼食・夕食中
- 放課後
- 夜間の自習時間
- 寮の自由時間
- 就寝前
- 週末
- 学校行事や校外学習中
「授業中は禁止だが放課後は使える学校」と「学校生活中は基本的に預ける学校」では、留学生活が大きく異なります。
スマホの持ち込み禁止と使用禁止は別
カナダ高校のスマホルールを確認するときは、「持って行ってはいけない」のか、「持ち込めるが使用できない」のかを分けて考えましょう。
| 場面 | 使用の目安 |
|---|---|
| 授業中 | 原則として使用しない |
| 教師から指示された学習活動 | 使用できる場合がある |
| 昼休み | 学校によって異なる |
| 授業間の移動時間 | 学校によって異なる |
| テスト中 | 原則として使用しない |
| 医療上の必要 | 例外が認められる場合がある |
| 翻訳・アクセシビリティ | 学校の許可で利用できる場合がある |
| 緊急時 | 学校の指示に従う |
| 放課後 | 使用できる学校がある |
スマホを持っているだけで校則違反とは限りませんが、電源を切る、サイレントにする、ロッカーへ入れる、バッグから出さないなどの指示が出る場合があります。
カナダの高校校則は日本より緩い?
カナダの高校校則は、日本より自由だと紹介されることがあります。
確かに、私服、髪型、ピアスなどについて、日本の高校より選択肢が多い学校はあります。
一方で、ルールが存在しないのではなく、日本とは校則で重視しているポイントが異なると考えた方がよいでしょう。
服の形より安全性や他者への尊重を重視する場合がある
Western Canada High SchoolのDress Codeでは、服装の清潔さ、活動への適切さ、安全性などを判断基準としています。
また、差別、憎悪、暴力、薬物、アルコールなどを促進する表現を禁止しています。
参考元:Western Canada High School「Dress Code」
日本の高校では、スカート丈、靴下の色、髪の長さなどを細かく指定することがあります。
一方、カナダの学校では、次のような観点でルールが定められることがあります。
- 他者を差別していないか
- 学校の安全を妨げていないか
- 授業を受けるのに適した服装か
- 他の生徒や教職員の権利を侵害していないか
- 学校コミュニティへの敬意があるか
- 宗教・文化的背景に配慮しているか
細かな色や長さが指定されていなくても、生徒自身が学校に適した服装を判断する必要があります。
自由には自分でルールを確認する責任が伴う
カナダの高校では、先生から毎回注意される前に、生徒自身がCode of Conductを確認し、行動することが求められます。
たとえば、次のような行動には注意が必要です。
- 授業中にスマホを机の上へ出す
- 先生の許可なくイヤホンを使用する
- 友達を無断で撮影する
- 意味を理解していない英語ロゴの服を着る
- 体育中に大きなピアスを着ける
- 制服に市販のパーカーを組み合わせる
- 指定品と似ている市販のポロシャツで代用する
「禁止されていると知らなかった」とならないように、入学前やオリエンテーションの際に学校ルールを確認しましょう。
カナダ高校留学前に校則を確認する方法
カナダの高校は学校ごとの差が大きいため、留学前に学校の公式情報を確認することが重要です。
学校公式サイトで確認したい英語
| 英語 | 主な内容 |
|---|---|
| Student Handbook | 学校生活全体の案内 |
| Code of Conduct | 生徒の行動規範 |
| Dress Code | 私服や服装のルール |
| Uniform Policy | 制服の種類や着用方法 |
| General Appearance | メイク、髪、ピアスなど |
| Grooming Policy | 身だしなみに関する規定 |
| Personal Digital Devices | スマホやタブレットのルール |
| Cell Phone Policy | スマホの使用条件 |
| Dress Down Day | 私服登校日のルール |
| Physical Education Uniform | 体育用の服装 |
| Uniform Supplier | 制服の指定販売業者 |
| Boarding Handbook | 寮生活のルール |
検索結果に過去年度のPDFが残っている場合もあるため、ファイル名やページ内に記載されている年度を確認しましょう。
制服校で確認すること
- 制服は毎日必要か
- ポロシャツは正式な制服か
- 学校ロゴ入りの商品が必要か
- 指定販売業者はどこか
- 日本からオンライン注文できるか
- 現地到着後に試着できるか
- フォーマル制服を着る曜日はあるか
- 体育用制服は別途必要か
- 靴やベルトも指定されているか
- 冬に制服の上から着られる服は何か
- 制服代は授業料に含まれているか
- 中古制服を購入できるか
Pickering Collegeでは、制服代は追加費用となり、学校内のHilltop Shopで制服を購入する仕組みが案内されています。
同店では、中古制服の取り扱いや、制服の買い取り・修繕サービスも行っています。
参考元:Pickering College「School Stores」
メイク・ピアスについて確認すること
- ナチュラルメイクは可能か
- アイメイクやリップに制限はあるか
- ネイルカラーは可能か
- 長いネイルは可能か
- 耳のピアスは可能か
- 鼻のピアスは可能か
- 体育中はピアスを外す必要があるか
- 髪色に制限はあるか
- タトゥーは隠す必要があるか
- 香水やボディスプレーは使用できるか
「ピアスは可能ですか?」だけではなく、着用できる場所、大きさ、個数まで確認すると、認識の違いを防げます。
スマホについて確認すること
- 学校への持ち込みは可能か
- 授業中はどこへ保管するか
- 昼休みに使用できるか
- スマートウォッチも対象か
- イヤホンを使用できる時間はあるか
- 翻訳アプリを使用できるか
- 医療上の理由がある場合の手続き
- 校外学習で使用できるか
- 違反した場合はいつ返却されるか
- 保護者が受け取りに行く必要があるか
- ボーディングスクールでは夜間も制限されるか
特にボーディングスクールでは授業終了後も寮のルールが続くため、日本にいる保護者が連絡できる時間帯も確認しておきましょう。
カナダ高校留学の服装準備
私服校へ留学する場合
私服校では、流行の服を大量に用意するより、着回しやすく、重ね着できる服を準備すると便利です。
- 半袖Tシャツ
- 長袖Tシャツ
- フーディー
- スウェット
- カーディガン
- ジーンズ
- チノパン
- 動きやすいパンツ
- 体育用ウェア
- スニーカー
- 防水性のあるアウター
- 冬用のコート
- 冬用ブーツ
- 手袋
- ニット帽
- マフラー
カナダでは、屋外と暖房の効いた校内で体感温度が大きく変わることがあります。
厚手の服を一枚だけ着るより、Tシャツ、パーカー、アウターなどを重ね、脱ぎ着しやすい服装にすると過ごしやすくなります。
制服校へ留学する場合
制服校では、学校指定品以外に次のものが必要になることがあります。
- 制服の下に着る無地のインナー
- 指定色の靴下
- 指定色のタイツ
- 黒いベルト
- 黒い革靴
- 体育用シューズ
- 冬用のコート
- 洗濯用ネット
- 衣類用の名前ラベル
- 制服を掛けるハンガー
- シャツのしわを整える用品
留学先が決まる前に、日本で似た色の制服やポロシャツを大量に購入するのは避けましょう。
Royal West Academyではポロシャツやボトムス、Pickering Collegeではアカデミック制服や体育制服、King’s-Edgehill Schoolでは学校制服を指定業者から購入する仕組みがあります。
参考元:Royal West Academy「Uniform」
参考元:Pickering College「School Stores」
参考元:King’s-Edgehill School「KES Uniform Store」
カナダ高校の制服・校則に関するよくある質問
カナダの高校には必ず制服がありますか?
必ず制服があるわけではありません。
Western Canada High Schoolのように私服を基本とする学校がある一方、Royal West Academyのように制服がある公立高校もあります。
Pickering College、Ridley College、King’s-Edgehill Schoolのように、学校指定の制服を導入している私立・ボーディングスクールもあります。
制服の有無は、公立・私立という学校タイプだけでなく、学校ごとに確認しましょう。
カナダの公立高校は私服ですか?
私服の公立高校はありますが、すべてではありません。
公立高校でも、Royal West Academyのようにポロシャツや指定ボトムスなどの制服を導入している学校があります。
参考元:Royal West Academy「Uniform」
カナダ高校制服のポロシャツは毎日着ますか?
学校によって異なります。
Royal West Academyでは白・青のポロシャツが制服の選択肢に含まれ、Pickering Collegeでもポロシャツがアカデミック制服として取り扱われています。
ただし、式典や特定の曜日には、ブレザー、シャツ、ネクタイなどのフォーマル制服が必要になる場合があります。
カナダ高校ではメイクをしても大丈夫ですか?
学校によって異なるため、一律には回答できません。
公開されているUniformページにメイクの明示がない学校もあります。
記載がない場合も、自由にできると判断せず、学校のStudent Handbookや担当者へ確認しましょう。
カナダ高校ではピアスを着けられますか?
小さなピアスを認める学校はありますが、大きさ、個数、着用する場所が制限される場合があります。
Royal West Academyでは、控えめなイヤリングやネックレス、鼻の小さなスタッドなどが例として挙げられています。
参考元:Royal West Academy「Uniform」
体育やスポーツ、実習では、安全上の理由から外すよう求められる可能性があります。
カナダ高校では授業中にスマホを使えますか?
教師から許可された教育目的などを除き、授業中の使用を制限する州・学校があります。
オンタリオ州ではGrade 7以上の授業中の使用が制限され、ブリティッシュコロンビア州でも教育委員会のCode of Conductに個人用デジタル機器の制限を含める必要があります。
参考元:Government of Ontario「Cellphones and other mobile devices in schools」
昼休みにはスマホを使えますか?
学校によって異なります。
授業外の時間に使用できる学校もあれば、Royal West Academyのように、原則として学校敷地内で使用できる時間を登校前と放課後に限定している学校もあります。
参考元:Royal West Academy「Code of Conduct」
スマホルールに違反するとどうなりますか?
端末を一時的に預ける、保護者へ連絡する、保護者が学校へ受け取りに行くなどの対応が取られる場合があります。
Royal West Academyでは、保護者が学校時間中に端末を受け取ることができると案内されています。
King’s-Edgehill Schoolが2024年に公開した方針では、違反回数に応じて当日または3日間端末を預かる例が示されています。
参考元:King’s-Edgehill School「Ditching the Cell Phone」
日本の制服をカナダの私服校で着ても大丈夫ですか?
学校のDress Codeに違反していなければ、日本の制服に近い服装で登校できる可能性はあります。
ただし、現地の生徒がカジュアルな私服で通っている学校では、日本の制服姿が目立つ可能性があります。
学校指定の制服がある場合は、日本の制服ではなく、現地校が指定する制服を着用する必要があります。
制服代は授業料に含まれていますか?
学校によって異なります。
Pickering Collegeでは、制服は追加費用として案内されており、学校内のHilltop Shopで購入します。
参考元:Pickering College「Cost of a Pickering College Education」
制服代を確認するときは、通常制服だけでなく、体育制服、靴、ベルト、靴下、冬用アイテムなどが含まれているかも確認しましょう。
カナダ高校の制服や校則は学校ごとに確認しよう

カナダ高校の制服、私服、ポロシャツ、メイク、ピアス、スマホのルールは、州、教育委員会、学校によって異なります。
カナダには全国共通の制服制度がなく、同じ公立高校でも、私服で通う学校と制服を着る学校があります。
Western Canada High Schoolのように私服で通う学校がある一方、Royal West Academyのようにポロシャツを正式な制服として着用する公立高校もあります。
Pickering College、Ridley College、King’s-Edgehill Schoolなどの私立・ボーディングスクールでは、学校指定の制服や購入方法が定められています。
また、ポロシャツは単なるカジュアルな私服ではなく、Royal West AcademyやPickering Collegeのように、正式な制服として採用されることがあります。
メイクやピアスについては、公開されている校則だけでは分からない場合があります。
スマホについても、「カナダなら授業中でも自由に使える」と考えず、学校ごとのルールを確認してください。
学校選びの際は、授業内容や英語サポートだけでなく、次の項目も比較しましょう。
- 制服か私服か
- ポロシャツを着る学校か
- フォーマル制服を着る曜日
- 制服の購入費用
- メイクやネイルのルール
- ピアスやアクセサリーのルール
- 体育や実習中の服装
- スマホを使用できる時間
- 寮生活中のスマホルール
- 校則違反時の対応
Life Journeyでは、生徒一人ひとりの希望や性格、英語力、将来の進路に合わせて、カナダの公立高校、私立高校、ボーディングスクールをご案内しています。
「私服で通える高校を探したい」「ポロシャツ制服の学校が気になる」「校則が厳しすぎない学校を選びたい」「スマホのルールを事前に確認したい」といったご希望も、学校選びの段階でページ下部の公式LINEからご相談ください。
カナダの学校については、次のページでも詳しく紹介しています。
留学前に知っておくべき
“ネイティブが本当に使う英会話フレーズ”を全てまとめました…!
実は、現地で困る日本人留学生の多くが
「学校英語はできるのに、日常会話で詰まる」という壁にぶつかっています。
とはいえ・・・
😢 ネイティブ表現は教科書にほとんど載っていない…
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特にホームステイ先や学校では、
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そこで今回、Life Journeyでは・・・
留学前に必ず知っておきたい
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しかもこのフレーズ集は、
実際の留学生サポート現場の声をもとに作成した“実践型”です。
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留学を成功させるかどうかは、
「準備」で決まります。

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