カナダにはそれぞれの州で異なるヘルスプログラムを受けることができます。
カナダ版国民保険ですね!
このヘルスプログラムに加入することで無料で医療サービスを受けることができます。
保険の対象となる方、補償内容、気をつける点などを解説していきます。
オンタリオ州(ON州)のOHIP
トロントなど属するオンタリオ州では、OHIP(Ontario Health Insuarance Plan)という保険が用いられています。保険証提示でキャッシュレスで診察を受けることができます。
【対象者】
- ON州の居住者であること
- 1年間のうつ153日以上ON州に住んでいること
- ONしゅうに住み始めてから最初の183日のうち153日以上ONしゅうに居住すること
- 加えて以下の条件を満たしていること
- 市民権・永住権保持者
- 永住権申請中の方
- ON州の雇用者の元でフルタイムで最低6ヶ月以上働ける就労ビザを保持
注意したいことが1点あります。
ワーキングホリデーやポスグラなどのオープンパーミットを持っている方は、「すでにON州で6ヶ月以上のフルタイム雇用の証明」があればOHIPの対象者となります。渡航してすぐにOHIPに加入することはできません。
【補償内容】
- 医師による診察
- 病院での診察と入院(入院中の検査・薬・部屋代を含む)
- 治療に必要な検査
- 出産・助産婦・中絶手術
- こっセル治療・腫瘍除去・抜歯(抜歯は事前にOHIPから承認をえる必要有)
- 1年に1度の視力検査(条件あり)
- 救急車費用
- インフルエンザ注射
など
ブリティッシュ・コロンビア州のMSP
バンクーバーの属するブリティッシュ・コロンビア州は、MSP(Medical Service Plan)と呼ばれる保険サービスがあります。こちらも同様に、診察費・治療費はほとんどの場合全額保証されます。
【対象者】
- BC州に住居のあるカナダ市民・永住者・先住民
- 6ヶ月以上有効な学生ビザ
- 6ヶ月以上連続で週18時間以上の勤務をしているワーキングホリデービザ所有者
学生ビザ所有者の場合は、月75ドル支払わなければいけません。
【補償対象】
- 医師による診察ひ・治療費
- 歯科・口腔外科手術で緊急で病院での手術が必要な場合
- 医師の指示による検査費用
- 医師が必要と認める妊娠・出産に関わる費用
など
OHIP・MSPのデメリット
基本的に歯科治療はカバーされない
カナダでの「歯科治療」は高価なものとして認識されています。基本的にOHIPやMSPでは保証の対象外です。カナダの人たちは会社からの福利厚生で歯科治療を受けていますが、留学生にとっては高額な出費となるでしょう。
また、仮に歯科治療をカナダで受けたとしても日本のように質がいいとは限りません。
留学前にしっかりと治療を済ませることをおすすめします。
留学全期間をカバーすることはできない
一部の学生ビザ・ワーホリビザの留学生の方でも条件を満たせば加入することが可能です。
しかし、申請には6ヶ月以上就労していることやそれを証明する雇用主からのレターが必要になります。
また、学生ビザ・ワーホリの方は特に注意です。
「現地についてからOHIP、またはMSPに切り替えよう。だから、最初は3ヶ月ぐらい別の保険に入っておこう」とお考えの方多いと思います。
しかし、入国時、移民局で正式なビザを受け取る場合、留学期間中(最長1年)をカバーする保険証明の提出を求められることがあります。ここで、証明できない場合、入国できないということになります。
また、1年以上留学される場合は、最初の1年を別の海外保険、そして、OHIPやMSPに切り替えるということは可能です。
あくまで、OHIPやMSPは+αであるということです。
日本語サポートは受けられない
OHIPたMSPはカナダ現地の保険となりますので、通訳サポートはありません。
医療英語や症状を英語で伝えることに自信がないといった方は、OHIPやMSPの保険はおすすめではないかもしれません。
海外格安現地保険
弊社では、『JF Insuarance』というカナダの現地の格安保険に加入することをおすすめしております。日本の海外保険と比較して金額は3分の1になるのにもかかわらず、補償内容はほぼ変わりません。
例えば、
学生ビザの方:$1.8x 385日 = $657〜(約7万円)でご紹介できます。
弊社で12週間以上の学校登録をされた方は、手数料最大$280が無料になります。
多くの保険が歯科治療を補償内容として除外していますが、こちらの保険では含まれている(条件あり)なのでより安心できる保険内容となっているので、おすすめです。
最後に
カナダの現地保険OHIPとMSPについて解説いたしました。
加入すれば無料で医療サービスが受けることができますが、留学生が誰でも加入することができる訳ではありません。
また、日本から加入、または入国してからすぐに加入できるものではありませんので、渡航前に留学期間をカバーする保険に加入することをおすすめしております。
弊社からも格安海外保険のご案内を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。