今回は海外で仕事探しに必須である、基本的なレジュメの書き方について解説します。
レジュメとは
レジュメとは日本でいう履歴書です。
しかしながら、言語はもちろん、記載する内容や構成も異なります。
レジュメ作成は留学生が最初にぶつかる関門の一つであるかと思いますが、1つでも作成しておくと、複数の業界やポジションに応募する際も、大枠の部分は流用ができるため、仕事を得るチャンスの幅が広がります。
初めて作成する場合は時間を要するかと思いますので、以下の内容を参考に一度自分なりのレジュメを作成してみましょう。
作成するときに役立つツール
- Word
- Canva
Wordはお馴染みのMicrosoftOfficeのツールの1つであり、レジュメ作成用のテンプレートが数多く用意されています。
Wordが使えない場合は、画像編集、デザイン用のWebアプリケーションであるCanvaがおすすめです。
無料版とPro版がありますが、シンプルなデザインが求められるレジュメでは、無料版でも問題なくきれいなレジュメを作成することができます。
レジュメのデザインについて
大きさ
ここも間違えやすい点なのですが、A4サイズではなく、レターサイズという大きさで作成することが一般的です。
大きさも似ているので、レジュメ作成の際は間違えないように注意しましょう。
フォント
フォーマルで読みやすいフォントを使用します。
筆記体や字が崩れるようなフォントは避けましょう。
レジュメの構成について
レジュメの構成はデザイン性を重視したものやカラフルなものも存在しますが、今回紹介するのはもっとも一般的でどのような業界にも応募できるような構成です。
レジュメは多くても2枚、できれば1枚に収まるように書くとよいです。
以下の画像はそのような基本的な構成に沿ったレジュメの例になります。
1.名前、連絡先、住所
名前はこのレジュメの一番の見出しになるので、レジュメの中でも一番大きいフォントになるようにします。
連絡先には、電話番号とメールアドレス、余裕があれば、LinkedInのアカウントのリンクを貼っておくのもよいです。
住所は、現地での滞在先の住所を記載します。
2.応募する職種(OBJECTIVE)
どのような職種に応募しているのかを自身のバックグラウンドを交えて簡単に書きます。
例えば飲食店に応募するのであれば、ホールスタッフ、キッチンヘルパー、ディッシュウォッシャーなどが当てはまります。
3.職務経験(WORK EXPERIENCE)
職種、企業名、在籍期間、職務内容を記載します。
正社員としての経験だけでなく、インターンシップ、アルバイトなどの経験があればここに書くことができます。
時系列は上から順に新しいものを書いていきます。
複数書ける内容がある場合は、応募する職種に関連した職務経験をピックアップして書きます。
4.ボランティア経験(VOLUNTEER EXPERIENCE)
ボランティア活動はその人の経歴を表すための大きな指標の一つとなりますので、短期間であってもボランティアの経験があれば、積極的に書くことをおすすめします。
5.学歴(EDUCATION)
学校名、所在地、在学期間、取得学位、専攻を記載します。
最終学歴が大学、専門学校、短期大学卒業以上の場合は、高等学校までの学歴は不要です。
時系列は上から順に新しいものを書いていきます。
6.資格やスキル(SKILL)
応募する職種に役立つ資格やスキルがあれば記載します。
例えば飲食店であれば、「Smart Serve」や「Food certification」、「Food safe」などの資格は大いに役立ちます。
7.その他の情報(ADDITIONAL INFORMATION)
その他、上記項目で書ききれなかったものやアピールポイントがあれば記載します。
スペースに余裕がある場合は、話せる言語とそのレベル、仕事に対する意欲や考え方などのいわゆるソフトスキルをここに記載することができます。
その他に書ける項目
例えば公的な大会やコンテストで受賞履歴や上位入賞などの経験があれば「AWARDS」という項目を作って詳細を書くことができます。
名前、受賞年、賞を与えた団体、および関連する詳細を記載します。
職務経験があまり無く、スペースが余ってしまう場合には、学生時代のクラブ活動も書くことができます。
「EXTRACURRICULAR ACTIVITIES(課外活動)」という項目を作り、職務経歴を書く時と同様に、所属団体、所属期間、活動内容を記載します。
レジュメ作成に役立つ英単語
最後に少しだけ、レジュメ作詞の際によく使用する英単語、表現を下に紹介します。
- accomplish (達成する)
- responsible(責任のある)
- confident(自信のある)
- attractive(魅力的な)
- dedicate(献身する)
- acquire(知識や学問を習得する)
- efficient(効率的な)
- organization(組織)
- familiar with … (…に精通する)
- In search of … (…を探し求めて)
最後に
自分の強みを活かして、海外で新たな挑戦をしてみませんか?
真剣に留学をお考えの方はもちろん、少しでも留学や異文化交流に興味をお持ちの方は、是非お気軽に、下記のお問い合わせフォーム・公式LINEよりLife Journeyまでご相談ください!
皆様のご連絡を心よりお待ちしております。