卒業ビザ(Temporary Graduate Visa)
卒業ビザはオーストラリアで永住権につながるビザの1つです。このビザを持っている人は、フルタイムで就労可能です。
ビザの期間は卒業した学校のプログラムによって異なりますが、基本的に1年以上の長期になります。
卒業ビザ取得後に、永住権取得を目指して職業経験を詰んだり、長期滞在が可能なビザ(就労ビザなど)のスポンサーになってくれる企業を探したり…その期間の過ごし方は最終的な目的によって様々です。多くの人にとって長期滞在に方法を模索する期間となります。
卒業ビザの種類
Post-Study Work Stream
オーストラリアで、Bachelor(学士)、Degree(学位)を修了し、取得していることが条件となる卒業ビザです。就学分野は関係ありません。2011年11月5日以降にオーストラリアで学生ビザを取得した方のみが対象です。最大で4年滞在できる卒業ビザをゲットすることができます。(Doctoral Degreeで4年)
Graduate Work Stream
Skilled Occupation List (SOL)と呼ばれる職業リストに記載されている職業に関するコース(2年以上)を修了した方がゲットすることができます。最大18ヶ月滞在可能となります。
条件
- 50歳以下
- 現在オーストラリアに居住
- 現在有効なビザの保持
- 2年以上でDiploma以上の学位が取得できるコースの修了
- IELTS Overall Score 6.5以上
- 大学卒業 or 職業リストに載っている職業に関するコースの修了
卒業ビザにつながるオーストラリア進学の方法
卒業ビザに繋げるためのおすすめの進学方法は2つあります。
直接進学 or ファウンデーションコースからの進学
→Post-Study Work Stream
オーストラリアの大学に進学する方法です。
進学方法としては2つあります。
1つは、直接入学する方法。
英語力に自信がある方や元々海外経験がある方は挑戦できる方法かもしれません。
2つ目は、ファウンデーションコースから進学するものです。
各大学が開講している留学生向けの大学進学コースです。内容としては、日本の大学の1年次の一般教養課程と同じような、これからの大学での学びに必要な基本的なスキルを1年かけて学びます。同時に英語力アップも目指します。
TAFEから大学へ編入(Pathway)
→Graduate Work Stream
TAFE(Technical and Further Education ) などの専門学校でDiploma以上の修了で、大学へ2年次移行の編入することが可能です。TAFEの専門学校と提携している大学は、TAFEで取得した単位移行を大学で認めているため通常よりも早くにBachelor Programを修了し、卒業ビザに繋がります。
大学やプログラムによって異なりますが、トータル費用を安く済ませることも可能になるかもしれません。
また、TAFEの入学英語条件は、大学への直接進学よりも低い(IELTS5.5)なので英語に自身のない方でも挑戦していただけます。
おすすめの学校 Albright
オーストラリアの各都市の中心地のキャンパスを構えるAlbright。
TAFEのプログラムも幅広く展開されています。ビジネスやマーケティングコース、建設デザインコース、調理師やサーバーコース、IT関連コース、そしてプロジェクトマネジメントなど様々です。
例えば、AlbrightのAdvanced Diploma of Information Technologyのプログラムを終了することで、
Southern Cross UniversityのBachelor of Information Techonologyに編入することが可能です。
提携の学校なので単位移行も可能になります。
多くの専門学校(TAFE留学)が、編入ができるように大学と提携を結んでいます。
専門学校や留学先を決める時のポイントとして、
『どの専門学校に行くと、希望の大学・コースに進学できるのか』
しっかりと確かめておくことが大切です。
最後に
今回は、オーストラリアの卒業ビザについて取り上げました。
永住権をとる方法は様々ありますが、その中でもオーストラリアでキャリアを築けるような方法の1つではないかと思います。
Life Journeyでは、オーストラリアの学校提携もございます。オーストラリア留学をお考えの方は、お気軽に以下のお問い合わせフォーム、または公式ラインよりお問い合わせください。
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