フラッグポールとは?
すでにカナダに滞在している方が、新しいビザを取得する際にカナダから一度出て再入国する必要があるケースがあります。
切り替えのタイミングでアメリカやメキシコなど近隣国へ旅行したり、日本に一時帰国して空港の移民局で新しいビザを取得するという方も多くいらっしゃいます。
でも、お金をかけずに、お隣のアメリカに一瞬だけ入国し、すぐにカナダに入国し、ビザの発行を受けるという方法があります。それを、『フラッグポール』といいます。
フラッグポールでビザの切り替えが必要な人
フラッグポートにてビザの切り替え対象となるのは、以下の方!
学生ビザ→ワーホリ
(例)コープ留学をしていて、その後ワーホリにて延長を予定している方
観光ビザ→ワーホリ
(例)観光ビザで語学学校に通い、ワーホリに切り替えてしっかりと働くプランを予定している方
観光ビザ→学生ビザ
※ビザ申請の手続きが難しくなるためお勧めしておりません。
複数のビザを使って長期的なカナダ留学をすることが可能です。しかし、前持った計画が何より大切!後悔しないために、こちらのブログを参考にしてみてください。
>【カナダ留学】後悔・損をしないおすすめのビザ切り替え・延長プラン
必要書類
必要書類を揃え、全てプリントアウトして準備しておきましょう。
ワーホリビザへ切り替え
- パスポート
- ワーホリビザ承認レター
- $2500以上の残高証明
- ワーホリ期間(1年間)をカバーする保険
- ESTA登録
- 現在のビザ
学生ビザへの切り替え
- パスポート
- 学生ビザ承認レター
- 語学学校の入学許可書、またはカレッジのLOA
- ESTA登録
- $833/月の残高証明
- 留学期間をカバーする保険
【必要書類の注意点】
パスポート
有効期限に注意してください。滞在予定期間よりパスポートの期限が短い場合、パスポートの期限でビザが発行されてしまいます。
残高証明
求められるケースは少ないものの、移民局サイトでは用意することが推奨されています。1週間以内に発行されたものを用意しておきましょう。
ESTA登録
アメリカに入国するという体なので、アメリカに入国する際に必要なESTAの登録が必須です。少なくともフラッグポール予定日の72時間前までには済ませましょう。
海外留学保険
留学生は保険の加入が義務付けられています。まだの方は、こちらをご覧ください。
【実際に経験!】フラッグポートでの手続き手順
今回は、バンクーバーのPoint Roberts – Boundary Bay Boarder Crossingに行ってきました。バンクーバーのダウンタウンから電車とバスを乗り継ぎ、約1時間半〜2時間ほどの距離にあります。
(トロントの方は、ナイアガラの滝の国境にあるRainbow International Bridgeが最も行きやすいフラッグポートになります。)
①Google Map にしたがって道を進んで行くと、2つ建物が見えてきます。写真に映っているはアメリカ側の施設です。写真には映っていませんが、手前にカナダ側の施設があります。
現地に徒歩用のサインなどはほとんどありませんが、写真にある赤矢印をまっすぐ進んで、アメリカ側に向かいます。

②奥に見えるSTOPのサインあたりで、パスポートをスキャンしてもらいます。その後、建物の中に案内されます。
③建物に入ったら、”I am here for flagpoling.” などとフラッグポールをする旨を伝えましょう。
④パスポートの提出、ESTA取得しているかを確認され、指紋採取をしていきます。
⑤その後、こちらの写真のように小さい紙がパスポートに挟まれ、返却されます。

⑥これを持って、矢印の方向からカナダ側の建物に向かいます。

⑦道をまっすぐ進むと、「係の人が呼ぶまでここで待ってください」と書かれたサインがあるので、そので待ちます。
⑧呼ばれ次第進み、パシポートと先ほどアメリカ側でもらった小さい紙を渡します。その際に、”what are you trying to do?”と理由を聞かれるので、ビザ延長の旨を伝えます。同時に、違法なものを持ち込んでいないか質問されるので「No」と答えましょう。
⑨パスポート返却と共に関税の紙も渡されます。それを持って、建物の中に入っていきましょう。
⑩いよいよビザの発行です。パスポート、関税に関する紙、そしてビザレターや保険証明書等ビザに必要な資料をカウンターにて担当の人に渡します。住所などに変更はないか、簡単に確認され、椅子に座って待つように案内されます。
⑪私が、行った時はほとんど人がいなかったので、5分10分程度でビザが発行されました。
⑫ビザを受け取るときに、”Is it available to activate my SIN number?”とすぐにSINナンバーが発行される状態にあるか担当の方に確認しておきましょう。SINナンバーが発行できない状態でビザが発行されることが、稀にある様です。
⑬ビザを受け取ったら、建物を出る前に、ビザの情報が全て正しいかしっかりと確認しましょう。(ビザナンバー、住所、名前、ビザ期間等)
以上が、私が実際にフラッグポールにてビザ手続きを行った手順になります。全体のプロセスとしては30分以内でした。その日の混み具合、フラッグポールを行う場所によっても異なるかと思いますが、比較的簡単に手続きをできた印象でした!
最後に
Life Journeyでは、ビザの切り替えを伴う留学プラン、長期の留学のご相談も数多くいただいております。
留学には前もった計画が大切ですので、専門家のアドバイスも大切になります。弊社では、経験豊富なカウンセラーが皆様の留学をサポートさせて頂きます。
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