国によって意味が違う?意外と知らない『College』と『University』の違いとは?

目次

 皆さんはCollege (カレッジ)University(ユニバーシティ)の正しい違いをご存知ですか?
日本でのイメージは、College(カレッジ)は専門学校、University(ユニバーシティー)は四年生大学と思い描く人が多いのではないでしょうか。それは、半分正解半分は間違っています
また、辞書でCollege (カレッジ)と University(ユニバーシティ)をそれぞれ引いてみると、どちらも「大学」と同じ意味が出てきます。

では、College (カレッジ)とUniversity(ユニバーシティー)の違いは何でしょうか。
実は、国によっても意味合いが変わってきます

この記事では、国別にCollege (カレッジ)と University(ユニバーシティ)の意味の違いを説明するとともに、それぞれの制度、学位、通学年数など詳しく解説していきます!

 

日本での一般的な「College」と「University」の違いとは?

「College」とはいわゆる単科大学のことです。単科大学とは一つの分野に特化して学ぶ学校のことで、日本でいう専門学校のように実践的なスキルや知識を学ぶことができます。

一方で、「University」とは総合大学のことをいいます。総合大学とは様々な分野を学ぶことができる学校のことで、法学部や経済学部、教育学部など多くの学部が一つの学校に含まれています。

卒業証明書や学士号について

Graduation day

CollegeやUniversityを卒業すると「自分がある分野を学びました」という証明書や学士号がもらえます。

この証明書や学士号は学校の種類であったり、学ぶ期間、就労経験の有無などによって授与されるものは異なります。
これらは大きく分けて、Degree(ディグリー)Diploma(ディプロマ)Certificate(サーティフィケート)の三つがあります。この証明書や学士号を取得すれば、学校を卒業した後の就職や将来のキャリアにも役立ちます。

それでは、一つずつ詳しく解説していきましょう。

【Degree(ディグリー)】

「Degree」とは、学校を卒業した際に授与される「学位」のことです。さらに、Degree(ディグリー)を細かく分類すると

Bachelor’s degree
日本でいう四年生大学の学部の教育課程を修了した際に授与される
例)法学部 Bachelor of Laws, 経済学部 Bachelor of Economics など

Master’s degree
学位取得までに約1〜2年を要する、大学院に進学し修士課程を修了した際に授与される
例)教育学修士 M.A. , 薬学学士 M.S. など

Doctor’s degree 
学位取得までに3〜6年を要する博士後期課程を修了した際に授与される
例)博士(文学)Doctor of Letters、博士(心理学)Doctor of Psychology

Ph.D. (Doctor of Philosophy)
英語圏で最高学位といわれる「博士号」のことをいいます。法学や医学など多くの学問について授与されます。

など様々な「学位」の種類があります。

【Diproma(ディプロマ)】

「Diproma」とは、1〜2年の専門的な知識やスキルを身につけるコースを修了した際に授与される准学士号のことです。
最近人気のあるカナダのCo-op留学では、ホスピタリティに関するDiproma(ディプロマ)やデジタルマーケティングのDiproma(ディプロマ)が取得できるコースもあります!

【Certificate(サーティフィケイト)】

「Certificate」とは「Diproma」と比べると単一科目を履修し、基本的な知識スキルを学んだという修了証です。
「Certificate」はコースによっては一年未満で取得することが可能です。なので、「何か新しいことを学んでみたい」「興味があるけど何から始めたらわからない」 なんて方はまず「Certificate」の取得を考えてみてはいかがでしょうか?
Certificateも立派な証明書なので履歴書の資格の欄に記入し、就職活動などでアピールすることができます!

アメリカの「College」と「University」の意味とは?

アメリカでいう「College」とは、大学院過程を設けてない上、多くの学部や研究科がない小規模の大学のことをいいます。
一般的にアメリカの「College」は専門的なことを特定して学ぶのではなく、幅広い分野を学ぶことができる学校として認識されています。小規模の大学だからと言って教育水準が低いというわけではなく、あの有名なハーバード大学も創立当初「Harvard College」とよばれていました。

一方で「University」は、大学院課程を設けている上に、多くの学部や研究科が存在する大規模の大学のことをいいます。

ここで豆知識!
アメリカでは「大学生」のことを「University student」ではなく 「College student」と呼びます。

 

イギリスの「College」と「University」の意味とは?

イギリスでいう「College」とは主に16歳から18歳を対象とした専門的な分野を学ぶことができる学校のことを言います。主に、大学に進学するための認定証を取得するために通われている人が多いようです。

年齢的に高校をイメージされる方がいるかもしれませんが、高校とは異なり義務教育ではありません

一方で「University」とは総合大学のことを言います。
日本の「大学」と同じ意味合いですね。

 

カナダの「College」と「University」の意味とは?

カナダでいう「College」「University」の意味合いは日本と似ています。
「College」では、ビジネスやアート、ホスピタリティなど専門的なことを学ぶ学校のことを言います。一般的に「College」のコースは1年〜2年で修了することできます。

上記で説明した「Certificate」や「Diproma」はカレッジでコースを修了した際に授与されます。

一方で「University」とは、いわゆる総合大学のことをいい、卒業までに約4年かかります。法学部や経済学部、薬学部など幅広い分野の学部が存在し、学ぶことができます。

 

さいごに

これまで、国によって少しずつ「College」と「University」の違いについて解説してきました。以下、グラフでまとめてみました!

国によって「College」と「University」の意味合いは少しずつ変わること、お分かりいただけたでしょうか?

「College」と「University」でどのようなコースを受け、どのかたちで修了するかによってももらえる「学位」が変わります!

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