あなたやお子様(小中高生)のニュージーランドへ留学を考えている方なら、気になるニュージーランドの教育制度。
ニュージーランドの教育制度は、世界的にも高く評価されており、世界各国と比較して第7位にランクインしています。
6歳から16歳までの間は義務教育で、公立学校は無償かつ十分な公的資金によって運営されています。
ここでは、留学する前に気になるニュージーランドの学校制度と日本人がやりがちなNG行動を中心に、知っておきたいポイントを分かりやすく解説します。
留学ポイント①:ニュージーランドの小中高の教育制度は日本とどう違う?

ニュージーランドの学校制度の大きな特徴の一つは、学年の始まりが2月であることです。
ニュージーランドは南半球に位置しているため、12月〜2月が夏にあたり、夏の終わりに新たな学年へ進級することとなります。
ニュージーランドの学校年度は、大きく分けて前期と後期に別れています。さらにその前期の中に2学期、後期にも2学期と、合計で4学期あることになります。
小学校・中等学校では、1学期あたり約10週間、その後2週間の休暇があります。
4学期(12月中旬)が終わると学年が終了し、次の学年は2月中旬から始まります。
そのため、日本人がニュージーランドへ長期留学をするなら、日本の学校と12月にお別れをして、1月に渡航し、2月の新学期から登校を始めるのがベストなタイミングとなるでしょう。
留学ポイント②:ニュージーランドの小中高の教育制度の仕組み

ニュージーランドの高校までの教育制度は、大きく以下の4つの段階に分かれています。
① 幼児教育(Early Childhood:0〜5歳)
ニュージーランドでは、5歳未満の義務教育はありませんが、多くの子どもが5歳になる前に幼稚園(Kindergarten)に通います。
幼稚園は保育園に比べて費用が抑えられており、週20時間までの保育補助を受けることができます。
多くの幼稚園は2歳から入園可能ですが、3〜4歳から通い始める家庭も多くあります。
最初は半日から始め、慣れてくると9:00〜15:00の全日制になります。
② 小学校(Primary School:5〜12歳)
学年と年齢の目安は以下の通りです。
| 学年 | 呼び方 | 年齢 |
|---|---|---|
| 1年生 | Year1 | 5歳 |
| 2年生 | Year2 | 6歳 |
| 3年生 | Year3 | 7歳 |
| 4年生 | Year4 | 8歳 |
| 5年生 | Year5 | 9歳 |
| 6年生 | Year6 | 10歳 |
| 7年生 | Year7 | 11歳 |
| 8年生 | Year8 | 12歳 |
入学は5〜6歳で可能ですが、義務教育は6歳からです。多くの家庭では、5歳の誕生日を迎えたタイミングで入学します。
最初の1年間は「ニューエントリー(New Entrant)」と呼ばれ、誕生日から学年末(12月)まで在籍します。
小学1年生から8年生(Year1-8)が小学校にあたり、多くの子どもはこの期間を同じ学校で過ごします。
一部の地域には、小学7-8年生(Year7・8のみ)を対象とした「インターミディエイトスクール」もあります。
③ インターミディエイトスクール(Intermediate School)
近年は数が減少していますが、ニュージーランドでいう小学7-8年生の2年間を対象とする小学校と中学校の中間のような学校です。
目的は、高校進学への準備として以下が挙げられます。
- 自立心を育てる
- 新しい教科に触れる
- より大きなキャンパスに慣れる
現在では、インターミディエイトスクールの代わりに、多くの小学校が7-8年生まで対応していたり、小学校とインターミディエイトスクールが統合されていることもあります。
また、日本とは違い、オーストラリアには中学校(Junior high school, Middle school)のようなものが存在せず、8年生が終われば高校(Secondary School)へ進学することになります。
進学の区切りは日本と同じ感覚で考えないことが大切です。
④ 高校(Secondary School:13〜18歳)
ニュージーランドでは、小学校やインターミディエイトスクールから高校へ進学した際に、日本のように1年生から始まるわけではなく、小学校の8年生の続きとして、9年生(Year 9)から始まります。
9-13年生(Year9〜Year13)が高校にあたり、義務教育は16歳(11年生[Year11])までです。
最初の2年間は選択科目を含みつつ、以下の教科が必修です。
- 英語
- 数学
- 理科
- 社会
- 体育
11-13年生(Year11〜13)では、徐々に自分で科目を選択していきます。
12年生(Year12)では英語のみ必修、13年生(Year13)では必修科目がない学校がほとんどです。
授業は1コマあたり約1時間で、1日に5教科を受講します。
13年生(Year13)では自習時間が設けられ、6教科を履修するのが一般的です。
留学ポイント③:ニュージーランドの学校カリキュラム

ニュージーランドには全国共通の教育カリキュラムがあり、各学校はそれを基に独自の教育内容を設計します。
特に小学校では、以下を重視し、中等教育へ進むための基礎をしっかり築きます。
- 読む力
- 書く力
- 数学
留学ポイント④:ニュージーランドの授業は何語で行われる?

ほとんどの学校では英語で授業が行われます。
一方で、「クーラ・カウパパ・マオリ(Kura kaupapa Māori)」と呼ばれる学校では、マオリ語(te reo Māori)で授業が行われ、マオリ文化や価値観を重視した教育が行われています。
これらの学校では、授業の50%以上がマオリ語で実施されます。
学校選びの際は授業言語も必ず確認しましょう。
留学ポイント⑤:ニュージーランドの学校への入学方法

希望する学校へ直接申し込みを行います。
多くの学校には通学区域(ゾーン)があり、区域内の児童は優先的に入学できます。
定員に余裕がある場合は、区域外からの入学も可能です。
一部のゾーンには農村部も含まれており、都市部以外の子どもも平等に教育を受けられるよう配慮されています。
留学ポイント⑥:ニュージーランドの学校への通学方法

徒歩、自転車、車での送迎が一般的です。
農村部では、スクールバスが運行されることも多く、都市部と同じ教育機会が確保されています。
通学手段も生活設計の一部として考えておくと安心です。
留学ポイント⑦:ニュージーランドの小中高学校の教科・授業の特徴

ニュージーランドの教科・授業には、学年に応じた特徴があります。
- 小学校:読み書き・算数が中心
- 小学5-6年生(Year7〜8):専門教員による授業(IT、語学、技術など)
- 高校:理科(生物・化学・物理)、メディア、デザイン、芸術、木工・金属加工など多彩
選択科目の幅が広いため、興味関心を軸に学びを組み立てやすい点も特徴です。
留学ポイント⑧:ニュージーランドの小中学校のアウトドア教育

小学3年生-中学2年生(Year5〜10)にかけて、スクールキャンプが実施されます。
1〜5泊程度で、自然の中で以下の力を育てます。
- 自信
- 協調性
- リーダーシップ
- 問題解決力
ハイキング、釣り、キャンプファイヤー、料理などが行われます。
教室外の学びが日常的に組み込まれていることも、ニュージーランド教育の魅力です。
留学ポイント⑨:ニュージーランドの公立校と私立校

ニュージーランドの学校は、公立校と私立校に大きく分かれます。
- 公立校:全体の約86%
- 私立校:約14%
公立校は授業料無料ですが、制服や教材費、キャンプ費用などは自己負担です。
私立校は授業料制で、独立した運営が行われています。
また、宗教や教育方針を重視する州統合校(State-integrated school)もあります。
学費が無料でも、必要経費が発生する点は事前に把握しておきましょう。
留学ポイント⑩:ニュージーランドの小中学校の卒業資格

高校(Secondary School)では、NCEA(国家教育達成証明)を取得します。
大学進学には、NCEAレベル3が必要で、読解・記述・数学の基礎力も求められます。
| レベル | 必要単位数 | 対象科目 |
|---|---|---|
| NCEA Level 1 | 80単位以上 | Level 1.2.3の科目 |
| NCEA Level 2 | 60単位以上(Level 2以上) 20単位以上(Level 1.2.3) | Level 2以上の科目 Level 1.2.3の科目 |
| NCEA Level 3 | 60単位以上(Level 3) 20単位以上(Level 2以上) | Level 3の科目 Level 2以上の科目 |
進学目標がある場合は、どのレベルまで取得する必要があるかも早めに確認しておくと安心です。
ニュージーランドで日本人の小中学生やその親がやりがちなNG行動は?

1) 欠席・遅刻の連絡をしない
ニュージーランドでは6〜16歳の就学と出席が法的に強く位置づけられていて、学校は欠席理由の把握や保護者連絡を前提に運用されています(出席義務の規定)。
欠席をする場合は、当日朝に欠席理由を学校へ連絡し、長期欠席をする場合は事前相談(学校の手続きに合わせる)を必ず行いましょう。
連絡がない欠席は大きなトラブルにつながりやすいので注意が必要です。
2) 学校からの連絡を読まない・返信しない
ニュージーランドの学校は、家庭との連携(出席、学習、行事、同意書など)を当たり前の前提として回っています。
出席改善の取組でも、保護者との継続的コミュニケーションが重視されています。
保護者の方は、必ず連絡ツールを毎日チェックし、同意書・返信・面談予約を期限内に済ませましょう。
返信の遅れが、必要な支援や手続きの遅れにつながることもあります。
3) 親が「学校のことは学校に任せる」で関与を減らしすぎる(面談に行かない等)
保護者面談は、ニュージーランドの学校側では学習とウェルビーイングを一緒に支えるための重要イベントとして明確に推奨されています。
面談には積極的に参加し、家での支援方法・困りごと・次の目標を具体的に擦り合わせましょう。
学校との対話が、お子様の安心にもつながります。
4) 子どもが「分からない」を言わず質問しない(黙ってやり過ごす)
ニュージーランドのカリキュラムは、知識だけでなくKey Competencies(考える・他者と関わる・自己管理・参加貢献など)を重視し、学び方も探究(Inquiry)型が強いです。
受け身すぎると「困っていない」と誤解され、支援につながりにくくなります。
保護者の方は、お子様に分からない時は質問、助けを求めるように何度も伝えておき、、グループ活動でも何らかの役割を取るようにしましょう。
黙ってやり過ごす習慣は、支援を受ける機会を逃しやすくなります。
5) 成績や学習を「テストの点だけ」で捉え、学校に点数の正解を求めすぎる
ニュージーランドでは、学びを能力の固定的な序列化ではなく、伸ばしていくものとして考えられています。
「何点か」より「何ができるようになったか」「次に何を伸ばすか」を保護者様、お子様、学校の先生と一緒に考えていきましょう。
成長の視点で捉えることが大切です。
6) いじめ・安全の違和感を様子見して学校に共有しない
保護者向けの案内でも、いじめが疑われる場合は学校に相談し、面談をすることが推奨されています。
もし、お子様がいじめを受けていたり、関与をしていることに気づいたら、早めに担任し必要に応じてシニアスタッフや校長へ相談や面談をしましょう。
違和感がある段階で共有することが重要です。
7) スマホ等デジタル機器の校内ルールを軽く見てしまう
ニュージーランドでは、州立・州立統合校は授業時間帯のスマホ利用を制限する方針(Phones away for the day)を持つことが法的に求められ、休み時間も含め原則使えない運用が一般的です。
留学開始前に、学校のポリシーをお子様と一緒に確認し、通学時は必ず守るようにしましょう。
ルール違反は信頼を損ねやすいので、最初から徹底することが大切です。
8) 寄付・費用の扱いを誤解
州立校の寄付(donation)は任意で、カリキュラム内活動は不払いを理由に除外できないと明記されています。
何が任意で何が必須の費用かをしっかりと調べた上で、任意の支払いを求められた場合は、ご自身の気持ちを尊重した上で支払うかどうかを判断してください。
任意と必須の区別を理解しておくと安心です。
9) テ・レオ・マオリ(te reo Māori)や学校の文化的慣習を軽く扱う(発音を笑う等)
日本の地方の学校でも、いまだにその地域の古い文化を学ぶように、ニュージーランドの学校のカリキュラムでも、条約(Treaty of Waitangi)と二文化的基盤を持つことから、すべての生徒がte reo Māori と tikanga(慣習)を学ぶ機会を与えられます。
当然、マオリの言葉や儀礼を茶化したり、敬意を欠くような態度は絶対にとってはいけません。
ニュージーランドの文化にリスペクトを持ちながら、学ぶことを楽しんでいきましょう。
まとめ

ニュージーランドの教育制度は、2月始まりと4学期制という点で、日本の学校制度と大きく異なります。
小学校から高校まで、学年の呼び方や進級の考え方が違うため、留学の時期や学校選びは早めの確認が重要です。
また、学び方は探究(Inquiry)型が強く、質問や協働が学習の一部として重視されます。
欠席連絡、学校からの連絡確認、面談参加、ルール遵守、違和感の早期共有を意識することで、学校生活の安心度は大きく高まります。
ニュージーランドの文化や多様性に敬意を持ち、学校との連携を大切にしながら、一つ一つの経験を学びにつなげていきましょう。
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