その中で近年、選択肢の一つとして注目されているのが「小学生の不登校留学」です。日本の学校環境が合わず苦しんでいた子どもが、海外の新しい環境の中で落ち着きを取り戻し、学びや対人関係を前向きに再構築できた例もあります。
一方で、小学生の海外滞在はメリットだけでなく、年齢特有の課題やリスクも伴います。プログラム内容や生活環境、現地サポートの質を丁寧に見極めたうえで、無理のない計画を立てることが重要です。
不登校の中学生や高校生がいらっしゃる保護者さまは、以下の記事もご覧ください。
>>中学生の不登校留学
>>高校生の不登校留学
不登校の小学生に海外留学はどう影響する?メリット・デメリット
不登校の小学生に海外留学がもたらしやすいメリット

新しい環境による再出発のしやすさ
海外であっても自分らしく居られる場所を知り、見つけられることができれば、今後のお子さまの人生において、ポジティブな選択肢を持つことができます。
自己肯定感の回復につながる可能性
日本では先生やクラスの圧力によって抑え込まれていたお子さまの個性が評価されることで、小さな成功体験を積みやすくなります。
多様な価値観に触れ、視野が広がる
移民の多い国では「違っていても大丈夫」という空気に救われるお子さまも数多くいます。
また、お子さま自身も他人の個性を認め、お互いの良さを尊重する習慣がつき、人間性の向上にも繋がります。
今まで知らなかった学び方から学習意欲の回復が狙える
サマーキャンプやウィンターキャンプ、スプリングキャンプのような体験型の短期留学は、本格的な留学をする前のお試し留学にもぴったりです。
語学への抵抗感が減りやすい
ただ単に学校でやらされる学習ではなく、生活の中で自然に言語に触れるため、勉強としてではなく経験として楽しく吸収しやすくなります。
留学で得た英語力と英語を学ぶ意欲は、留学後に日本の学校に戻ったとしても、お子さまの未来に大きくポジティブな影響を与えるでしょう。
不登校の小学生に海外留学で注意したいデメリット・リスク

一方で、不登校の小学生に海外留学には、以下のような慎重に備えるべき点もあります。
家族と離れる不安が生じやすい
特に低学年では情緒面の影響が大きくなる可能性があります。
言語の壁がストレスになる可能性
伝えたいことが伝わらない経験が続くと、自己評価が下がることもあります。
大人でも言語の壁でのストレスは感じるものなので、失敗して当たり前と思いやすい子供のうちに、他言語でのコミュニケーションに挑戦してみることは大きな価値があります。
教育制度の違いが課題になる可能性
もし、不安なことや分からないことがある場合は、お気軽にお問い合わせください。
異文化への適応に対する疲れ
良くも悪くも、日本と海外は文化が大きく異なります。小さな生活習慣の違いが積み重なり、負担になる場合もあります。
実際、大人になって留学する多くの日本人が、異文化への適応に疲れ、海外にいるのに日本人同士で固まってしまうという課題があります。
費用面の現実的な検討が必要
費用については、このページの後半で解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
小学生の不登校留学は可能?年齢別に最適なプランを解説

小学生(6〜12歳)の海外留学は十分に可能です。ただし、学年によって現実的な選択肢は変わります。
小学校低学年(6〜9歳)
この時期は、次のような形が最も現実的で、取り入れやすいです。
生活面の安心を確保しながら、海外の環境を「試してみる」段階として設計するのが適しています。
- 親子留学
- 短期の体験型プログラム
- サマーキャンプ
- ウィンターキャンプ
- スプリングキャンプ
小学校高学年(10〜12歳)
高学年では、本人の挑戦意欲が芽生えやすく、選択肢を広げやすいです。
- 親子留学
- 短期の体験型プログラム
- サマーキャンプ
- ウィンターキャンプ
- スプリングキャンプ
- 短期〜中期の留学(現地支援が厚いもの)
- 現地校+ESLなどの言語学校
- 得意分野型プログラム
- アート
- スポーツ
- 自然体験など
「できた」という実感を積み上げられる設計ができると、留学の価値がさらに高まりやすくなります。
最初のステップとしては、1〜4週間程度の短期留学から始め、子どもの反応を見ながら期間を延ばす方法が安全です。
小学生の不登校留学が増えている理由と注意点

近年日本では、親子留学の普及や短期プログラムの増加により、以前よりも選択肢が現実的になってきています。
しかし、「国内が苦しいから海外へ」という単純な動機だけで決めるのは危険です。
子どもの特性や不登校の背景を整理したうえで、適切な学びの形として留学を位置づけることが重要です。
小学生が海外留学で変わる?不登校からの再スタート成功例

不登校の小学生に海外留学をさせることで、子どもと親の両方に変化が生まれたケースが見られます。ここでは、その一例をご紹介します。



これらは体験談のほんの一例ですが、留学は子どもを強制的に変えるものではなく、子どもが自分の力を思い出すきっかけになりやすい経験だと言えます。
不登校の小学生には海外留学は早い?留学の専門家の視点と現実的な考え方

「小学生で海外に行くのは早すぎるのではないか」と心配される方は多いと思います。
私たちLife Journeyは、多くの小学生の海外留学を支援してきましたが、その経験から私たちが保護者様へお伝えしたいことは、年齢だけで判断するよりも、本人の状態とサポート設計の質が重要だということです。
小学生低学年の場合は、安心できる大人の存在や生活の安定が最優先になります。高学年になると、本人の意思や目的意識が成否に直結しやすくなります。
特に不登校の背景がある場合は、本人が納得していない留学は負担を増やす可能性があるため、気持ちの確認を丁寧に行うことが大切です。
小学生におすすめの不登校留学先3選(カナダ・NZ・豪)

それぞれの国の特徴を見ていきましょう。

カナダ
教育水準や生活環境の安定感が強みです。多文化社会のため、違いを自然に受け入れる空気があり、子どもが安心しやすい環境になりやすいです。

ニュージーランド
穏やかな社会性と自然に恵まれた環境が特徴です。学校規模も比較的小さく、子ども一人ひとりへの配慮が届きやすい地域があります。

オーストラリア
のびのびとした校風と、学業以外の活動の充実が魅力です。気候や生活リズムが合うことで、子どもの心が安定するケースもあります。
今回ここでご紹介した国は、日本とは大きく異なる移民の多い国であり、他人との違いを受け入れる文化が定着しています。
だからこそ、日本の小学校での人間関係に悩んでいるお子さまにとっては、非常に魅力的な選択肢といえます。
小学生の不登校留学:親が知るべき安全・費用・サポート

安全面の確認ポイント
- 渡航先の治安と地域特性を把握しておくことが大切です。
- 学校にカウンセラーや生活支援があるか確認すると安心です。
- 緊急時の連絡や対応フローを事前に明確にしておく必要があります。
- ホームステイを利用する場合はホストファミリーの選定基準や管理体制を確認しておくべきです。
- 医療アクセスと保険内容を具体的に把握しておくことが重要です。
費用の主な構成
費用は主に以下で構成されます。
- 学費・プログラム費
- 滞在費(ホームステイ/家族滞在/寮など)
- 航空券
- ビザ関連
- 保険料
- 現地生活費
- 現地での見守り・生活サポート
- 必要に応じたカウンセリング等
長期になるほど負担が増えるため、短期→中期→長期の段階設計が現実的です。
期間別の価格帯
短期(1〜2週間)
弊社のサービスだとスプリング・サマー・ウィンターキャンプがこちらに当てはまります。
1週間:おおよそ20万円〜40万円前後
2週間:おおよそ40万円〜70万円前後
※内容(授業量・アクティビティ・滞在形態)と航空券・為替で上下します。
1ヶ月前後
2週間:40万円台〜
4週間:60万円台〜90万円前後がひとつの目安
※滞在がホテル寄りか、長期滞在向けの住居かで変動が大きいです。
中長期(3ヶ月〜1年)
「学校環境そのものを変えて生活リズムと自己肯定感を再構築する」本格ルート。
公立の授業料の目安:年間100万円台〜200万円台
私立や寮型:年間数百万円規模
※国や地域によって異なるがおおよそ上記の金額が参考になります
不登校の小学生が留学を選ぶ前に知っておくべきこと

保護者さまがお子さまを不登校留学させる際に最も大切なのは、子どもが「自分の選択」として納得できているかどうかです。
例えば、保護者さまの善意が強すぎると、子どもが新しい環境でもプレッシャーを感じる場合があります。そのため、子どもが留学に興味や前向きさを示しているかを必ず確認しましょう。
そして、お子さまが不安や希望を言語化できるよう、対話の時間を確保することが大切です。さらに、お子さまに留学後の選択肢を広く伝えておくと、心理的な安心につながります。
小学生の不登校留学|海外で自信を取り戻す方法

- 成果目標を小さく設定し、成功体験を積みやすくする
- 好きな活動や得意分野を中心に取り組ませて、自然に前向きな心を育む
- 相談できる大人を複数用意しておき安心感を確保
- 親が先回りしすぎない姿勢により、子どもの自己効力感に繋げる
こういった環境をお子さまのために、留学をサポートする会社と保護者さまで作り出してあげることにより、より高い確率でお子さまの自信の回復を狙うことができます。
不登校の小学生の留学期間はどう決める?

- 短期(1週間〜3か月)は、環境への慣れや初めての挑戦として適しています。
- 中期(3か月〜1年)は、心と生活のペースを作るのに向いています。
- 長期(1年以上)は、進学や将来設計と強く結びつく選択になります。
小学生の留学の場合は、まず短期留学で適応を確認し、必要なら延長する設計が安全です。
不登校経験者の留学後の進路について

留学後の進路は一つではありません。主に次のような形が考えられます。
帰国後に国内の学校へ段階的に復帰する形
留学を通じて、クラスメイトが違えば通学できる可能性が高いと考えられれば、転校して国内での通学を再スタートされるお子さまもいます。
海外留学を通じて、どういう条件ならもう一度学校へ通い直せるかを知るきっかけを作れることも、不登校留学の大きなメリットの一つです。
国内の多様な学びへ移行する形
海外での学びを継続する形
親子で中長期滞在を続けたり、将来的な中学・高校留学につなげたりするケースもあります。
留学後の進路を考えるときは、「元に戻す」よりも「選択肢を広げる」という視点で準備することが大切です。
不登校の小学生が留学するためのステップ

- お子さんの気持ちと意志を丁寧に確認します。
- 国や学校、プログラムを幅広く調べます。
- 期間と滞在方法を現実的に設計します。
- 費用の見積もりと資金計画を立てます。
- パスポートやビザ、学校手続きを進めます。
- 健康面と保険内容を整えます。
- 渡航前に生活・心の準備を一緒に行います。
- 留学後の進路や学び方の選択肢を確保します。
不登校留学エージェントの選び方

- 不登校や繊細さへの理解があるか確認すると安心です。
- 画一的ではなく、個別性のある提案ができるか見極める必要があります。
- 現地の緊急対応や相談体制が明確か確認すべきです。
- 本人面談を丁寧に行ってくれるかは重要な判断材料になります。
- 帰国後の相談に対応しているかもチェックしたい点です。
小学生の場合は、まず短期で適応を確認し、必要なら延長する設計が安全です。
お問い合わせ・お申し込み
もし、不登校の小学生のお子さんをお持ちの保護者の方で、少しでもお子さんの海外留学に興味のある方は、気軽にLife JourneyのLINEやメールまでご相談ください。
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