カナダ全寮制高校留学【名門ボーディングスクール】

目次

カナダの高校制度

はじめに、カナダに高校留学をするにあたって知っておくべきことがあります。

それはカナダでは州ごとに教育制度が大きく異なるということです。

カナダの高校は全国統一の学習指導要領がある日本の高校とは違って、各州の教育省が教育方針を定めており、州ごとに教育制度やカリキュラムの内容、力を入れている教科などが異なります

そのため、自分の留学の目的や予算等に応じて州や私立・公立高校を選択することが重要となります。

各州はさらにSchool DistrictやSchool Boardと呼ばれる教育学区に分けられていて、学区ごとに独自の教育プログラムが行われています。また、学区が管理する公立高校とは別に私立高校もあります。

<私立高校>

  • 公立高校以上に特色のある教育
  • 入学試験や面接あり
  • 留学生の受け入れも学校次第

<公立高校>

  • 入学試験はなし審査は過去2〜3年の成績表で行われる
  • 留学生の受け入れは各教育学区が行う

カナダの高校は「単位制」となっているため、卒業に必要な単位数が揃えば高校を卒業することができます。卒業に必要な単位数も州によって異なり、比較的容易に高校を卒業できる州もあれば、少し厳しめの州もあります。

カリキュラムは「必修科目」「選択科目」で構成されており、基本的に生徒は1年を通して必修科目、選択科目合わせて8科目を履修します。入学してすぐは必修科目の数が多いですが、学年が上がるにつれて選択科目の数が増えていきます。大学に進学するのか、就職するのかによって選択すべき科目が異なってくるので自分の進路に合った科目を選択する必要があります。

カナダの高校では選択科目として心理学、マーケティング、美容、演劇、ダンス、アート、ツーリズムなど幅広いジャンルの科目が開講されており、生徒たちが自分の興味や進路に合わせて自由に専門科目を学べるようになっています。

選択科目の数の多さはカナダの「生徒の個性を重視し、自主性を重んじる」という教育方針の表れと言うことができます。

また、一般的にカナダでは9月に新学期が始まり、6月にその学期が終了します。カナダのほとんどの高校では「リニア制」「セメスター制」の何れかが設けられています。

<リニア制>

年に1度しか入学時期がない(一般的に9月)こと、8科目を1年間並行して学習することが特徴です。

【メリット】

  • 1年かけて8科目を学習するため、次年度に進級する際に今まで学習した内容を忘れることなく次のステップに進める

【デメリット】

  • 学習期間が長いため、集中が途切れてしまったり、1度に8科目を学習することが難しかったりする。

<セメスター制>

セメスター制には、秋学期は8月~1月中旬、春学期は2月上旬~6月下旬と入学学期が2回あり、1年で勉強する8科目を前期・後期に分け、それぞれ4科目ずつ学習するという特徴があります。

【メリット】

  • 半年で少ない科目を学習するので集中して学ぶことができる。
  • 単位を落としてしまっても次の学期で再履修できる。

【デメリット】

  • 1年かけて学ぶ内容を半年で学ぶため、授業のスピードが早い。

リニア制、セメスター制、それぞれのメリット・デメリットを考慮したうえで学校を選ぶことが大切です。

現地での滞在方法

高校留学の際の滞在方法は主にホームステイ学生寮の2つになります。

公立高校に通う場合はホームステイ、私立高校に通う場合は学生寮がそれぞれ滞在先となります。

<ホームステイ>

学区によってホームステイ先の手配方法が異なります。学校の手配方法に従って手続き、準備するようにしましょう。ホームステイではカナダの家庭生活を体験することができます。ホームステイ先は人種、宗教、家族構成などさまざまで家庭によって異なります。多民族国家であるカナダに留学するので特に多様性を受け入れるように心掛けましょう。

<学生寮>

寮に滞在する場合は学校に滞在申請を出します。寮にはスタッフがおり、何かがあれば相談することができます。寮ではイベントが開催されたり、全体で買い物に行く日が設定されたりします。現地の生徒と留学生が混ざって生活します。ホームステイほどカナダの家庭生活を身近に感じることはできませんが、同年代のさまざまな国からの友人を作ることができます。

カナダ高校留学にかかる費用

カナダの高校留学にかかる費用は公立、私立や学校によって大きく異なりますが、ここでは目安を紹介します。

  • 公立高校の場合-200∼260万円
  • 私立高校の場合-250∼450万円

※授業料、教材費、滞在費のみ

この他に航空費やビザ取得にかかる費用、海外旅行保険費用、エージェントサポート費用等が必要となってきます。各ご家庭の予算に合わせての学校選びも大切です。

カナダ高校留学のための奨学金制度

前項で見たように公立高校に通うとしても費用は決して安くはありません。

以下はカナダで高校留学をする際に利用できる奨学金の一部です。

  • トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム
  • 日本学生支援機構(JASSO)
  • その他地方自治体の奨学金制度
  • 現地学校が提供する奨学金

Life Journey提携校(カナダ)

Life Journeyは200を超える提携校があります。

今回はその一部、カナダにある私立・公立合わせて8校をご紹介します!

【私立高校】

①Appleby College

Appleby Collegeはカナダ一流の全寮制名門校です。生徒が地域社会・国家・国際社会に貢献するリーダーとして成長できるような教育を特徴としています。そのため、リーダーシップに関するワークショップやコースまで提供されています。また、世界25か国以上の訪問・キャンプやウィンタートリップなどの郊外活動も盛んに行われています。

【基本情報】

  • 設立:1911年
  • 生徒数:約800名
  • 州:ON(オンタリオ)
  • 都市:Oakville(オークビル)
  • 対象学年:Grade7 – 12(12~18歳)

 

②St.John’s Academy (Shawinigan Lake)

St John’s Academy(Shawinigan Lake)は、バンクーバ島ショーニガン湖に面する全寮制高校で、地域社会や国際社会に貢献できる生徒の育成を使命としています。

大自然に囲まれた環境を利用した、野外教育プログラムが充実しており、野外活動から学ぶ機会を大切にしています。活動を通して、必要なスキルや知識を身に着けるだけでなく、リーダーシップや優れた人格形成を促し、学問だけではないバランスの取れた生活を送ることができます。

【基本情報】

  • 設立:2019年 (St. John’s Academy:1992年)
  • 生徒数:約200名
  • 州:BC(ブリティッシュコロンビア)
  • 都市:Shawinigan Lake(ショーニガンレイク)
  • 対象学年:Grade9-12

③Merrick Preparatory School

世界トップクラスのカリキュラムを基に世界的に有名な大学への進学に特化した学校です。少人数でアットホームな環境で、1単位あたり140時間の授業、毎日2時間の夜間学習、週5時間大学進学へ向けたカウンセリングを行うなど、一般的な高校では見られない特徴が満載!世界39か国から生徒が集まり、学校行事やボランティア、寮生活を通して、カナダの文化や英語力向上を目指します。

【基本情報】

  • 設立:2012年
  • 生徒数:80名(60名寮生・20名地元生)
  • 州:ON(オンタリオ)
  • 都市:Merrickville(メリックビル)
  • 対象学年:Grade9-12

④Bodwell High School

男女共学の全寮制高校BODWELL HIGH SCHOOLは、州の文科省より認可を受けたカリキュラムを提供し、1年間で公立学校の1.5倍にあたる最大11科目を取ることができるのが特徴。13か国97大学の進学実績があり、進路指導、願書のサポート、IELTS対策など個々に応じた大学受験準備のサポートが受けられます。

【基本情報】

  • 設立:1991年
  • 生徒数:約550名
  • 州:BC(ブリティッシュコロンビア)
  • 都市:North Vancouver(ノースバンクーバー)
  • 対象学年:Grade8-12

【公立高校】

公立高校では各学校区が留学生の受け入れを行います。

Langley School District

Langley School Districtは、1989年から留学生向けに幅広いプログラムを提供しています。留学生は、ラングレー市内にある8つの公立高校より選択し、通学できます。各高校特色が異なり、アートに特化した高校や国際バカロレア校、さらには300席のシアタールームやテレビ・映画制作スタジオを備えた高校などさまざまです。

各学校に留学コーディネーターが常駐しており、English Language Learning Programでは、言語だけでなく文化や生活にかかわるサポートを提供しているため、安心してカナダ生活を送ることができます。

【基本情報】

  • 設立:1989年
  • 生徒数:約8065名
  • 州:BC(ブリティッシュコロンビア)
  • 都市:Langley(ラングレー)
  • 対象学年:Grade8-12(13~18歳)

 

Upper Canada District School Board

Upper Canada District School Board(UCDSB)は、トロントとモントリオールの中間に位置し、小中高合わせてなんと85校あります。そのうち高校が22校、8校でESL授業を提供しています。留学生は、英語環境に浸ることができるホームステイを行います。24時間対応可能なホームステイコーディネーターがいつでもサポートしてくれるため、安心して生活を送れます。さらに、UCDSB生に人気の高い、観光地訪問やホームステイ先の家族と地域イベントに参加するなど、カナダの文化に触れる機会がたくさんあります。

【基本情報】

  • 生徒数:約400~600名
  • 州:ON(オンタリオ)
  • 都市:Brockville(ブロックビル)
  • 対象学年:Grade8-12

 

Delta District School Board

バンクーバー国際空港から約20分の好立地に位置するDelta District School Boardは、7つの高校があり、150以上あるコースから好きなコースを選択できます。さらに、在学生の90%が英語を母国語とし、留学生の割合は2.5%-10%と比較的低く、英語力向上やカナダの文化を学ぶには最適な環境です。大学進学準備のために、留学生向けの留学フェアが開かれたり、無料で進路相談・指導を受けることができたり、サポート体制は万全です。

【基本情報】

  • 設立:1938年
  • 生徒数:約7700名
  • 州:BC(ブリティッシュコロンビア)
  • 都市:Delta(デルタ)
  • 対象学年:Grade8-12

 

Halton Catholic District School Board

Halton Catholic District School Board (HCDSB)が位置するハルトン地域は、最も安全な地域(2009-2017)とされており、9つの高校で留学生を受け入れています。IBプログラム・APプログラム・パスウェイプログラム・コンピュータプログラム・サイエンスプログラムなど、個々の興味や将来の目標にあったプログラムを選ぶことができるのが特徴です。さらに、短期間で英語力の向上を目指すサマープログラム(4週間)も提供しています。

【基本情報】

  • 生徒数:約35,000名(小中高)
  • 州:ON(オンタリオ)
  • 都市:Burlington(バーリントン)
  • 対象学年:Grade 9-12

カナダの高校に通うメリット

アメリカやイギリス、オーストラリアなどたくさんの留学先がある中で、カナダの高校を選ぶメリットはなんでしょうか?

①通える高校の選択肢が多い

公立高校・私立高校どちらでも通うことができるので個人の目的や予算に合った高校を選ぶことができます。

②治安が良い

カナダの複数都市が世界主要都市の住みやすい都市ランキングで毎年上位にランクインしています。

③留学生に優しいシステム

公立高校では入試がなく、ほとんどの学校では成績証明書の提出のみで入学が許可されます。英語に関しても、入学段階では能力を問われることはありません。

④本人の興味や専門知識を深める教育システム

選択科目は自由度が高く、本人の興味や能力によって選択することができます。将来の専攻や何をするかを決定する上で非常に有益な経験となります。

上述したもの以外にもたくさんのメリットがあります!

最後に

今回はカナダ留学についてご紹介しました。カナダは大自然に囲まれており、多国籍・多民族・多言語が混ざり合う魅力的な国です。そんなカナダで高校生活を送ってみませんか?少しでも気になった方はLife Journeyにぜひお問い合わせください!

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