オーストラリアってどんな国?
美しい広大な自然に恵まれた大陸国家オーストラリア。その面積はなんと、約7,692,000㎢という(ちなみに日本は約378,000㎢)ロシア、カナダ、中国、米国、ブラジルに次ぐ、世界で6番目に広い国。
オーストラリアは首都をキャンベラに置き、6つの州と1つの準州によって成り立つ連邦国です。
【オーストラリアの国旗】
オーストラリアの国旗に見られるように、歴史上イギリスと深い関係を持っています。
長い間イギリスの植民支配下にあったオーストラリアですが、1901年に6つの植民地が連合、イギリス自治領としてオーストラリア連邦を結成し、事実上の独立を果たしました。その後1986年にオーストラリアはイギリスから完全に憲法制度を持つようになり、完全なる独立国家となりました。
【オーストラリアの気候】
オーストラリアは国土面積が日本の約22倍という広大な大陸!そのため地域によって気温も気候も様々なところもオーストラリアの魅力の一つです。
オーストリアは南半球に位置するため、日本とは季節が真逆です。
北部へ行けば行くほど温かく、特にクイーンズランド州は年間を通して温暖な地域!寒い気候が苦手な方にはピッタリな都市ですね。この地域は四季が無く、雨季と乾季に分かれています。
それに対し、南部地域ははっきりとした四季を持ち、夏は暑く、冬は寒い!という北部とは異なる気候です。
地域にもよりますが、四季がある南部はかなり乾燥しており、実際の気温ほどの暑さ寒さは感じられません。また、年間を通して朝晩と日中の寒暖差が激しいのもオーストラリアの気候の特徴で、1日の最低気温と最低気温の差が10度ほどあることもあります。
【日本との時差・フライト時間】
オーストラリア国内では東部、中央部、西部で3つの時間帯に分かれており、日本との時差はわずか30分~1時間ほど。サマータイムの時期でもたったの2時間差!日本の家族や友人と連絡する場合でも時差が少なのは大きなポイントですよね。コロナ禍で増えたオンライン飲み会にも気軽に参加できちゃいます!
また、オーストラリアはシドニー、メルボルン、ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズなどの主要都市に日本からの直行便が出ており、さらにはLCCなどの格安航空などの選択肢も様々。フライト時間は約7~10時間ほどでいける距離にあります。直行便が多いので、初めての留学をする方でも安心ですよね。(例:ケアンズの場合、成田空港からの直行便で7時間半ほど)
【オーストラリアの治安】
オーストラリアは比較的安全な国です。アメリカのような銃社会ではないので発泡事件などは滅多に起きませんが、軽犯罪の発生率は日本に比べるとかなり高いと言われています。スリ、置き引き、引ったくり、空き巣といった軽犯罪には日頃から十分に気をつけましょう。また、夜遅い時間の一人歩きも避けるようにしてくだい。
【多民族でフレンドリーな国民性、そして親日!】
移民が多く、人種や文化、宗教、価値観、異なる言語を持つバックグラウンドを持つ人々が混ざりあうオーストラリアは、「他と違う」ことに対する違和感や差別的な考え方を持たず、お互いの違いを尊重し合います。
人種や性別、性格に関係なく、個々を尊重し合える環境というのは、留学や英語学習以前に、日本を離れて他国で生活をするうえで一番と言っていいほど重要なポイントではないでしょうか。そこで得られる経験は帰国後の皆さんの価値観や生き方に大きく影響を与えてくれるものとなるでしょう。
オーストラリア留学のメリット
さて、ここまではオーストラリアの基本的な情報をお伝えしましたが、オーストラリアで留学するメリット、そして人気の理由は何でしょうか?
①オーストラリアは世界で3番目に多くの留学生を受け入れる留学大国!
オーストラリアは世界の大学トップランキングでも常に上位に位置するほどハイレベルな高等教育を始め、就職を視野にいれた実践的な教育を重視しており、オーストラリア国立大学、メルボルン大学、ニューサウスウェールズ大学、クイーンズランド大学、シドニー大学は、世界で最高の50の大学にランクインしています。
オーストラリア国内の学生だけでなく、留学生にとっても国際的にハイレベルなの教育を受けられる国として魅力に溢れています。
②留学先の都市の選択肢の多さ
人気の留学都市はシドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコーストなど!同じ国とは思えないほど都市ごとに特徴や雰囲気を持っています。
都市が好きな方、田舎でのびのびと暮らしたい方、おしゃれなカフェ街が好きな方、ビーチでゆっくり時間を過ごしたい方、どんな方でも好みの都市が見つかるのは、他の国にはないオーストラリアならではの魅力です!各都市の詳細については下記でご紹介していますので是非見てみてくださいね!
③留学生でもゲットできる仕事が多い&時給が高い
コロナの影響で、しばらくの間封鎖されていたオーストラリアですが、ワーキングホリデービザの発給数は世界一を誇る、ワーホリ希望者には有難い国です!また、短期の滞在者に対する雇用にも寛容で、求人も多くあるというのも魅力の一つ。
求人の例としては、レストランやカフェ、農場、ホテルでの清掃など、働き口が豊富でかつ英語が不安な方でもすぐに始めやすいものからあります!
そして、働くうえで重要な条件となる、お給料!
オーストラリアでは、従業員のタイプ(パートタイムおよびフルタイム従業員、カジュアル従業員)と年齢によりお給料が異なります。ワーホリビザの場合はカジュアル従業員としての雇用になることが多く、21歳以上の場合は1時間$24.36、日本円に換算すると約2,000円!(2021年11月現在)これは驚きですよね。さらに、土日、祝日は通常よりも倍率が上がります!実践的な英語学習+海外での職業経験+お金も稼げるという魅力的な留学先です。
④セカンドワーホリ、サードワーホリが取得できる!
ワーキングホリデービザは18~30歳までに一度だけ使えるビザですが、オーストラリアにはセカンドワーホリ、サードワーホリなるものが存在するんです。
それぞれ一定の条件が必要となりますが、長期的に海外にしたい、オーストラリアが好き!という方にとっては、この他にない最大のメリットですよね!
セカンドワーホリ取得の条件
① 1回目のワーホリ時に最低3か月以上政府指定の地域にて季節労働の経験があること
② 申請書が受理される時点で年齢が18歳以上30歳以下であること
政府指定の季節労働の中には、漁場や工場などでのお仕事もあるようですが、実際のお仕事はファームでの農作業が殆どのようです。
セカンドビザでは、ファーストビザ同様に学校に通う事も可能(17週間まで)
詳細:オーストラリア移民局のホームページ
政府指定の地域
サードワーホリ取得の条件
① セカンドワーホリ時に最低6か月以上政府指定の地域にて季節労働の経験があること
② 申請書が受理される時点で年齢が18歳以上30歳以下であること
③ 以前にオーストラリアでワーキングホリデービザ、セカンドワーキングホリデービザを保持していること
詳細:オーストラリア移民局のホームページ
ファーストワーホリについて
セカンドワーホリついて
サードワーホリについて
代表的な都市
オーストラリアで人気の留学先都市は、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコースト、ケアンズです。ここからは各都市の特徴を紹介していきます!
【シドニー】
オーストラリア南東部、タスマン海に面するニューサウスウェールズ州の州都。国内で一番大きな都市で、南半球を代表する世界都市及び金融センターでもあります。
国際的な観光都市でもあり、海に臨むオペラハウスやハーバーブリッジなどの世界遺産、文化遺産も多くあり、世界で最も美しいといわれる都市の一つとも言われる人気の観光都市。
<シドニーの学校について>
オーストラリアに他の都市に比べると圧倒的に学校数が多く、学校ごとに特色が異なります。価格がリーズナブルな学校、TOEICやIELTSテスト対策に重視した学校、バリスタや調理系、デザイ系の専門学校など、それぞれの目的に合わせて学校を選ぶことが可能です。また、教育機関や大学も多く、大学進学を目指す方にも自分に合った学校を見つけやすい特徴があります。
<シドニーでの仕事について>
オーストリアの中では一番求人が多いため仕事が見つけやすく、初めての海外生活やワーホリを挑戦する方にはオススメの都市です。日系企業やジャパニーズレストランも多くあり、英語が不安な方でも安心して挑戦できる環境があります。
【メルボルン】
オーストラリア南東部に位置し、大陸内では最南端に位置する自然豊かなビクトリア州都。シドニーに次いで2番目に人口が多い都市です。近代的かつ大都市のイメージのシドニーと比べると、歴史的な建物や文化が残る、落ち着いた印象があります。暮らしやすさについては、世界で最も暮らしやすい都市ランキング」で何度も1位を獲得しているほど!
<メルボルンの学校について>
シドニー同様に選択肢が多く、専門分野の学習や、多国籍な学生環境で日本人比率の少ない学校などが多くあります。
<メルボルンでの仕事について>
仕事に関しても、シドニーに次いで仕事が見つけやすい点が都会であるメリットと言えます。英語面に関しては、ある程度の英語力が求められる職場が多くなります。
また、メルボルンと言えばカフェ文化‼ もともと、イタリア人が多く住んでいたこともあり、コーヒー文化が盛んで、カフェでの仕事やバリスタを目指す人に特に人気の都市です。
【ブリスベン】
写真:CNN.co.jpより
オーストラリア、クイーンズ州の南東部にある州都。シドニー、メルボルンに次いで3番目に大きな主要都市であり、2032年のブリスベン夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市として、今急成長と遂げている注目されています。
また、年間を通して気候が温暖で、冬シーズンでも最高気温が20度前後になる日もあるほど、国内でも過ごしやすい都市と言われています。
オーストラリア最大のコアラの数を誇る有名な動物園もあります。
<ブリスベンの学校について>
学校の選択肢の豊富さはシドニー、メルボルンに次ぎます。
学校の規模は小規模から大規模まで様々、English Only Policy(母国語禁止制度)を設けている学校が多く、大学や専門学校などの高等教育機関も多く集まる都市です。
<ブリスベンでの仕事について>
ブリスベンは商業都市であるため、シドニーやメルボルンのように観光業は比較的盛んではなく、その分ローカルのレストランや、ジャパニーズレストランなどの飲食業の求人が多くあります。接客ができる、商品の説明ができる程度の英語力は必要とされています。
また、ブリスベンの北部、西部には農業地域も多くあることから、セカンドワーホリ、サードワーホリを目指してファームの仕事を探しに来るワーホリ者も多くなっています。
【パース】
写真:Travelbookより
パースは西部にある、オーストラリアで最も大きいウェスタンオーストラリア州の州都。世界で一番美しいと言われるほど、美しく静かな都市です。また、年間平均32,000時間もの日照時間があり、オーストラリアで最も日当たりの良い街とも呼ばれています。
パース周辺には、国内で最も美しいビーチ、壮大な野生動物群、いくつかの美しい壮大なワイナリーもあり、日帰りできる島が周辺にあるなど、都市でありながらも、ゆっくりとした生活を送れる魅力的な町です。
<パースの学校について>
上記に述べた他の主要都市に比べると、学校数は少なくなりますが、各学校が質の良い授業、English Only Policyを設けており、落ち着いた環境で英語を学びたい学生にオススメです。ケンブリッジ試験対策コースを開講している学校も多くあります。
<パースでの仕事について>
西オーストラリアの中では一番に大きい都市でありますが、いわゆる”大都市”ではなく、比較的こじんまりとしたパース。仕事の求人も他の都市に比べると少なめになり、英語力もある程度は求められますが、しっかりと英語漬けの環境に身を置くことが出来ます。
パースも、時期によってはファームの仕事を募集しているので、セカンドワーホリ、サードワーホリ希望者にとって選択肢の一つとして人気の都市です。
【アデレード】
写真:TripAdvisorより
南オーストラリアの州都であるアデレード。南極海に通じるセントビンセント湾に面しており、人口は5番目に多い州都です。日本との時差はたったの0.5時間(サマータイム時は1.5時間)。アデレードは、またの名を「20 Minutes City」といい、街の規模が小さく、コンパクトにまとまった街なので、穏やかに過ごしたい方にオススメの都市です。
<アデレードの学校について>
街自体の規模が小さいため、その分学校数も少なくはなりますが、有名な大規模校のキャンパスや質の高い語学学校が多いのが特徴。観光というよりは、勉強メインで来る留学生が多いため、勉強意識のより高い留学生たちとともに生活を送ることができます。また日本人比率も他の都市に比べて低いメリットがあります。
<アデレードでの仕事について>
日本人自体が少ないため、日系のお店も少なめではあります。いきなりローカルのお店で仕事を獲得するのは難しいかもしれませんが、日本語を使う機会が少ない分、しっかりと英語環境で働くことができ、英語力の向上も高く望めます。
【ゴールドコースト】
クイーンズランド州南東部にあり、オーストラリア最大の観光保養地として世界的に有名なゴールドコースト。全長42kmにわたって続く白い砂浜も有名で、サーファー、海好きにはたまらない都市です。留学生のみならず、日本人滞在者も多くいます。
また、国内ではシドニー、メルボルンに次いで3番目に大きい映画産業地でもあり、ワーナー・ブラザースが市の郊外に巨大な撮影スタジオを構えるなど、数多くの映画が撮影されています。ワーナー・ブラザーズが運営するテーマパークや撮影用ステージ、セット建設工場やカフェテリアなどが設けられており、南半球では最も大きい映画スタジオがゴールドコーストにあります。
<ゴールドコーストの学校について>
有名な観光地かつ、留学先としても人気がありますが、シドニーやメルボルンのように校数が非常に多いわけではありません。学校によっては日本人比率が低い学校もあります。
<ゴールドコーストでの仕事について>
観光地として栄えており、ジャパニーズレストランや日系の企業も多いため、レストランや観光業、ホテルなど幅広く求人があり、仕事は比較的探しやすくなっています。平日は学校と仕事、休みの日はビーチでゆっくりするなど、夢のような生活が送れそうですね。
【ケアンズ】
写真:Veltraより
オーストラリアの北東に位置する、日本から一番近い都市。サンゴ礁で有名な世界遺産グレートバリアリーフや熱帯雨林の茂る国立公園など、トロピカル満載な雰囲気のリゾートエリア。世界中のダイバーにとって憧れの場所でもあり、一年を通してマリンスポーツが楽しめます。オーストラリアの他都市と比較すると家賃や物価が安いので、節約しながら生活したい方にもオススメです。
<ケアンズの学校について>
ケアンズもコンパクトな都市のため、学校数は比較的少なめです。他の都市と比較すると授業料が安くなる傾向にあるため、節約して留学したい方や、規模の小さめのアットホームな学校を希望される方、ゆったりした雰囲気のなか、ある程度日本人がいるような環境で勉強したい方にオススメです。
<ケアンズでの仕事について>
ジャパニーズレストランは少なめですが、観光業が盛んな場所ならではのツアーガイドやお土産屋さんでの仕事が多く、多少英語力があれば仕事は見つかりやすい環境です。
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