オーストラリアはどんな気候なの?日本の気候との違い

目次

オーストラリアはどのような気候なのか

人気の留学先として日本でも有名なオーストラリアという国があります。

日本との気候の大きな違いとして、南半球に位置するオーストラリアは季節が日本とは逆転します。

つまり、オーストラリアでは11月から3月にかけて暖かくなり、5月から9月にかけて涼しくなります。

LJ the falcon
LJザ・ファルコン

夏にクリスマスを迎えるオーストラリアでは、海水浴やサーフィンをするサンタクロースのイラストが有名です。

実は、逆転するといっても日本ほど夏と冬で気温の寒暖差が無く、とても過ごしやすい気候です。

また日本と大きく違う点として、北側の地域は熱帯という気候区分に覆われており、年中暖かい季節が続きます。

しかし、良い点ばかりではありません。

オーストラリアでは、紫外線の量が多く、サングラスなどの日よけ対策は必須です。

それでも治安は良く、マーサーが発表するクオリティ・オブ・リビング(生活の質・住みやすさ)による都市ランキング2023年版によると、オーストラリアの大都市は世界有数の高い評価を得ています。

このランキングで対象となっているオーストラリアの全6都市が、日本の都市として最高ランクの横浜よりも、高いランクに位置しています。

クオリティ・オブ・リビング(生活の質・住みやすさ)による都市ランキング2023年版

  • 世界第9位 シドニー
  • 世界第21位 メルボルン
  • 世界第22位 パース
  • 世界第29位 アデレード
  • 世界第30位 キャンベラ
  • 世界第35位 ブリスベン
  • (世界第40位 ニューヨーク)
  • (世界第47位 横浜)

それでは、以下オーストラリア大陸内の5つの州と1つの準州ごとにさらに深堀りして、留学先としても人気な9つの都市部の特徴とその気候を紹介していきます。

  • ニューサウスウェールズ州(New South Wales)
    • シドニー(Sydney)
    • キャンベラ(Canberra)
  • クイーンズランド州(Queensland)
    • ブリスベン(Brisbane)
    • ゴールドコースト(Gold Coast)
    • ケアンズ(Cairns)
  • ノーザンテリトリー準州(Northern Territory)
    • ダーウィン(Darwin)
  • 西オーストラリア州(Western Australia)
    • パース(Perth)
  • 南オーストラリア州(South Australia)
    • アデレード(Adelaide)
  • ビクトリア州(Victoria)
    • メルボルン(Melbourne)

以下より、ニューサウスウェールズ州からビクトリア州まで順に紹介していきます!

ニューサウスウェールズ州(New South Wales)

ニューサウスウェールズ州の主要都市にはシドニーとオーストラリアである首都のキャンベラがあります。

シドニー/Sydney

大都市圏人口540万人以上を擁する、オーストラリア最大の都市です。

実にオーストラリア全人口の5分の1以上がシドニー大都市圏に住んでいます。2021年の統計によると約12000人の日本人がシドニーに滞在しています。

シドニー市内にはバス、電車、トラム、フェリーが運航しており、どこに行くにも困りません。

UNESCO世界遺産のオペラハウスやビーチなどの観光地も多数あり、世界中からの観光客で賑わいます。

一方、学校の数はオーストラリアの中でも一番多く、大学などの学術的な機関も多数あります。オーストラリア最古の大学である名門のシドニー大学や、ニューサウスウェールズ大学、シドニー工科大学などの大学があります。

私立語学学校の種類も豊富で、ILSC、ELS、Navitas等の人気校が都市部を中心に数多く存在します。求人が豊富なので、留学生活として様々な選択肢を視野に入れることができます。

キャンベラ/Canberra

キャンベラは、人口46万人を擁するオーストラリアの首都で、シドニーとメルボルンの間に建設された計画都市です。

多国籍の人々が住むオーストラリアですが、キャンベラを含めた都市部のエリアは、約40%がオーストラリア国籍の人で構成されているため、比較的日本人が少ない環境といえます。

語学学校は少ないですが、徹底して英語の環境に身を置きたい方には向いています。

また、学生が多いので、オーストラリアの中でも若者の割合が多い地域であることが特徴です。

気候について

シドニー、キャンベラが属するニューサウスウェールズ州沿岸部の気候帯は日本の大部分と同じ温帯で過ごしやすい気候です。

東京の気温と降水量と比較しても、寒暖差が東京よりも少なく、降水量も少ないので、とても過ごしやすい気候であることが伺えます。

真冬の気温でも平均気温が10°Cを下回ることはありません。

クイーンズランド州(Queensland)

クイーンズランド州はシドニーや首都のキャンベラがあるサウスウェールズ州の上に位置し、主要都市としてブリスベンゴールドコーストケアンズがあります。

ブリスベン/Brisbane

クイーンズランド州の州都であるブリスベンは、270万人以上の人口を擁するシドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市です。

電車で一時間半ほどの距離にあるゴールドコーストよりも都会らしいビル群が立ち並び、経済発展が最も著しい都市の一つです。

市内には14の大学やILSCなどの主要な語学学校があり、日本だけでなく世界中からの留学生に人気の都市です。

ゴールドコースト/Gold Coast

きれいな海岸線で有名なオーストラリアを代表する都市です。

サーファーズパラダイスなど娯楽エリアがあるオーストラリア有数の観光保養地として有名です。

人口約54万人の中規模の都市ですが、電車で1時間半ほどの距離に大都市であるブリスベンがあり、異なる雰囲気の街を行き来できます。

物価はシドニーよりも安い傾向にありますが、求人や語学学校の数は少ない傾向にあります。

ケアンズ/Cairns

2021年時点で人口25万人の都市です。

日本に最も近い都市のひとつで、日本人の比率も高いため、初めてのオーストラリア留学でも行きやすい都市になります。

物価もシドニーよりも安い傾向にあり、気候も年中暖かいです。

街の規模は他の主要都市と比べて小さいですがで、グレートバリアリーフを始めとした自然豊かな環境が広がっており、語学以外にも自然を堪能したい方や地元のつながりを重視したい方にはおすすめです。

候について

ブリスベンとゴールドコーストは、温帯と亜熱帯の境目に分布し、シドニーよりも暖かい気候になります。

おなじクイーンズランド州に位置する都市でもさらに北側のケアンズではもう少し機構が異なります。


グラフで分かる通り、北のケアンズでは、熱帯気候となり、夏と冬の寒暖差がほとんどなくなります。

また、雨季と乾季があるため、1月から3月にかけて雨季がやってくるケアンズでは、降水量のピークが東京のピーク時の2倍程度になっていることが分かります。

一方で乾季は5月頃から始まり、10月頃まではあまり雨が降りません。

ノーザンテリトリー準州(Northern Territory)

州より自治権が弱いため「準州」という呼ばれ方をします。 ノーザンテリトリー準州の主要都市としてダーウィンがあります。

ダーウィン/Darwin

ダーウィンは2021年時点で人口15万人を擁する準州内最大の都市で、オーストラリアの中でも人口増加が著しい都市の1つです。

オーストラリアで最北端に位置するダーウィンは、東南アジアとオーストラリアの文化が入り混じった独特なバックグラウンドを持っています。

日本人割合が少なく、英語中心の環境に身を置けます。

蒸し暑い気候ですが、自然豊かな環境にあり、日本とは違った非日常的な生活を体験できます。

気候について

ダーウィンはさらに赤道に近づき、ケアンズよりも夏と冬の気温の寒暖差がなくなり、雨季と乾季がさらにはっきりと分かれます。

真夏は気温が30°C近く、一年中暖かいです。

西オーストラリア州(Western Australia)

オーストラリアの中で一番広い面積を持つ西オーストラリア州ですが、内陸部はとても乾燥しているため、人口のほとんどはパースを中心とした西海岸に集中しています。

パース/Perth

パースは、230万人以上が住むオーストラリア第4の都市です。

Group of Eightの1校である西オーストラリア大学などの主要な5大学があります。

家賃や交通費などはシドニーより安く、「世界で一番美しい都市」とも言われるその街中には、近代的な建築物だけでなく、観光地として歴史的建造物や自然も堪能できる住みやすい都市です。

気候について

パースは日本の大部分と同じ温帯~亜熱帯に属しているため年中過ごしやすい気候になります。

パースの日本の冬よりも暖かく、パースの夏は降水量が少ないので、雨に悩まされることなく開放的な気分を味わえるでしょう。

南オーストラリア州(South Australia)

南オーストラリア州にはオーストラリア内で最も乾燥する地域を含み、その人口はアデレードを中心とした都市部に集中しています。

アデレード/Adelaide

人口130万人を擁するオーストラリア第5の都市で、南オーストラリア州の州都です。

芸術と文化の都市」とも言われるその街中には中世のヨーロッパ調の建物が多く残っています。

Group of Eightの1校であるアデレード大学が位置するのもアデレードです。

2021年時点で日本人人口が1527人と他の大都市と比べて少ないため、本格的に英語の環境に身を置きたい方にもおすすめです。

候について

気温に関してはシドニーの気候と似ていますが、グレートディバイディング山脈の西側に位置するアデレードでは比較的乾燥しており、年間を通して降水量が少ないことが特徴です。

気温に関しては日本よりも夏は涼しく、冬は暖かいのでとても過ごしやすい気候と言えます。

オーストラリアの中でも南寄りに位置するため、冬は寒くなりやすい傾向があります。

ビクトリア州(Victoria)

大陸内の州としては一番小さい州ですが、海を挟んでタスマニア州に一番近く、オーストラリアで2番目に人口の多いメルボルンが南端に位置しています。

メルボルン/Melbourne

メルボルンは、人口約473万人を擁するシドニーと並ぶオーストラリア最大の都市の1つです。

古くから栄えてきた歴史ある都市であり、西洋風の建物や豊かな緑が見られる街でシドニーよりもとても落ち着いた街です。

カフェ文化の街としても有名です。

メルボルンはシドニーについでクオリティ・オブ・リビング都市ランキング2023年版で、第21位にランクされており、世界的に住みやすい都市としても有名です。

私立語学学校としては、ILSC、Kaplan等の人気校があります。

日本から遠いですが、その分シドニーよりも日本人の割合が少ない傾向にあります。

気候について

メルボルンの気候はアデレードと似ていますが、オーストラリアの中でも最南東部に位置しているため、真冬は霜が降りることもあり、肌寒く感じる日が続きます。

降水量は少なく晴天率が高いため、比較的過ごしやすい気候と言えます。

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