「このまま会社員をすることに漠然とした違和感を覚えていました」
日本で不満もなく安定した会社員生活を送っていたHIROKOさん。でも、社会人6年目でふと感じた違和感。何かを大きな刺激が必要かもしれない。そんな時に辿りついたのが、留学だった。
カナダでやりたいことを見つけたと語るHIROKOさんの留学ライフとはー。
留学インタビュー記事第三弾
HIROKOさん
大学卒業後、東京都内のおもちゃメーカーに就職。6年間、企画職や営業職を経験後、1年間休職しワーキングホリデーを利用しカナダに留学。
会社員をずっと続ける未来にうつうつとしていた
-今日はよろしくお願いします。まずは、簡単に現在の日本でのお仕事について教えてください!
大学を卒業後、東京にあるおもちゃメーカーで6年務めていました。1年間カナダ留学のために休職し、復職してから数カ月が経ちます。
-休職し留学へ行っていたのですね!そもそも、なぜ留学しようと思われたのですか?
渡航直前まで留学は考えていなかったんです。ただ、6年間社会人をやって漠然とした違和感を持ち始めていました。6年間って小学校を入学して卒業するくらいの時間、意外と長いですよね。会社自体にはある程度責任のある仕事も経験させてもらって全くというほど不満はありませんでした。でも、毎日家と会社の往復で土日は友達と遊ぶという決まりきった生活に、今後の人生がわかりきっているという感覚を覚えたんです。
-うつうつとしてしまったんですね。
はい。そこで、何か環境をガラッと変えてみたいと考えました。でも、方法がわからなかったんです。その時、応援していたアイドルがアメリカに留学したということを知って、「これだ!」と思いました。それで、その日に留学エージェントに連絡しました(笑)
充実しすぎたカナダ生活
-行動力ですね!(笑)
海外経験もなく、英語にも自信はありませんでした。でも、モヤモヤ解消の糸口になると感じて飛びつきました。
-そうなんですね。周りの反応はいかがでしたか?
決心が揺らがないように、手続きを全て済ませたうえで、報告という形をとりました。会社の人事部の方には、休職を受け入れてもらえありがたかったです。
-トントン拍子ですね。カナダ生活での目標などはあったんですか?
英語をある程度使いこなせるようになったらいいなってところと、日本では出会えなかった人にあってみたいということ、日本を外から見てみるという3点です。日本とは全然違う生活・文化・価値観に触れて、刺激を受ける留学生活にしたいと考えていました。
-素敵な目標ですね!実際のカナダ生活はいかがでしたか?
想像以上でした!(笑)まずは語学学校に通ったのですが、韓国人、チリ人、トルコ人の4人で仲良しになりました!今でも定期的に連絡をとってます。
-インターナショナルですね!お仕事はしていたのですか?
はい、レストランで働いていました。途中で1回レストランを変えましたが、どちらもいいお店でした。仕事は直接履歴書を手渡しに行って探しましたよ。特に、最初のレストランには日本人はいなくて、中国人やインド人が同僚でした。とても楽しかったです。
友達を頼りにメキシコ旅行へも
-とても楽しそうです!旅行などは行かれたんですか?
語学学校で知り合ったメキシコ人の子たちが10人くらい帰国してしまったので、メキシコに会いに行きました!
-カナダからメキシコへ!どうでしたか?
メキシコシティに1週間滞在しました。すごく楽しかったです。
-どんなことをされたんですか?
友達のお宅に泊めてもらって、なぜかそこにいるメキシコ人10人くらいとメキシコのダンスを踊ったりしました(笑)
-ダンスですか!日本ではなかなかできない体験ですね。
そうですね(笑)メキシコの方は基本スペイン語を話すんですけど、言葉が通じなくてもパッションで友達になれるって思いました。今ではメキシコ文化やメキシコ料理が大好きになりました!
日本文化を広めたいとイベントを開催
-まさに「留学」ですね!日本を知るというところで何か発見はありましたか?
日本文化を好きな人、理解してくれている人が意外にも沢山いるということを知りました。私は日本のサブカルチャーが好きないわゆるオタクなんですが、それ繋がりでフランス人の親友が出来ました。
-趣味で繋がったんですね!
そうです!いつもマシンガントークを一緒にしてくれました。東京リベンジャーズ、呪術廻戦、王様ランキング、モブサイコ、斉木楠雄のΨ難とか意外と人気で知名度もありびっくりしました!
-ニッチな作品も人気なんですね。
はい、意外にも。王道の少年漫画だけでなく、ギャグ漫画とか文化面が色濃い作品も知られていて驚きました。
-海外にも日本の文化を知ってくれている方がいるんですね。
そうなんですよ。日本の歴史にめちゃめちゃ詳しい子とかもいました。歩く宮本武蔵辞典だって思ってました(笑)それで、だんだん「もっと日本文化を知ってほしい」って思いが生まれて、日本のことを知ってもらったり、日本人とカナダ人の交流ができるようなイベントを開催することにしたんです。
-イベントを主催してらっしゃったんですね!
はい。日本文化を知りたいって考えているカナダ人がどれくらいいるか知りたかったという所で始めました。そのための、会場の交渉はすべて英語で、宣伝も日本人と外国人に向けて幅広く行いました。チラシをもって営業したりと楽しかったです。
-まさに集大成ですね!いかがでしたか?
Language exchangeのイベントやDJイベント、人気飲食店でのイベントなどを開催しましたが、大盛況でした。自分主体で大きなことを開催できたのも良かったです。
KIROKOさんが立ち上げたtokyo memoriesの詳細はこちら!
留学で見つけた「自分が本当にやりたいこと」
-すごいですね!
やっぱり日本文化が海外でもウケるんだって確信を持つことが出来ました。それで、次のステップが見えてきたんです。
-どんなステップですか?
ぼんやりとですが、カナダで起業したいなって考えるようになりました。日本の若者カルチャーやポップカルチャーをもっとカナダ人に知ってほしいって考えるようになったんです。
留学を経て大きく変わった自分
-大きい夢ですね!現在はまずは日本で働いていらっしゃるのですよね?
はい。元の会社に復職し、海外営業部へ異動をしました。メールがメインですが、英語を使って仕事をしています。
-キャリアにも繋がったんですね!
そうですね。既に復職してから東南アジアに2回出張して、インドネシア・マレーシアに行きました。現地で説明や交渉もこなすことが出来ました。カナダには色んな民族の人がいて色んな英語を聞くことに意外と慣れていたことが生きましたね。
-仕事以外の面では変化はありましたか?
仕事面でもですが、視野が広がったことと、タフになったことがあると思います。日本の中での価値観が全てではないと気づけたので、柔軟に考えられるようになりました。また、日本人は幼く見られがちだったので、舐められることが多くて。おとなしくしていたらやられてしまう、「やらないとやられる」って(笑)逞しくなりました。
-大きな成長ですね!
そうですね。この間秋葉原のボードゲームカフェに行きましたが、1人で困っている海外の方がいたんです。そこで、自分から話しかけて一緒にゲームをしたときには、自分でもびっくりしました(笑)
留学に不安を感じている方へ
-最後に、留学に行きたい気持ちはあるけど、迷っている方にメッセージをお願いします。
まずは、行きたいと思った時が一番いいタイミングだということです。何事も最高に充実できるタイミングってやりたいって思ったときじゃないですか。それを変な周りの声とかで先延ばしにしたり諦めてしまうのはもったいないです。そして、どのタイミングで行ってもいい点と悪い点があるということです。学生の内に行ってもいい面と悪い面があるし、ギリホリなんかもそうです。そういう悪い点に注目するよりも、日本ではできない体験をして会えない人に会って、学んだことをしっかりと生かせるようになれば問題無いと思います!
最後に
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