
タックスリターンとは
タックスリターン(Income Tax Return)とは、カナダ版 確定申告のことを指します。
毎月の給料・家賃・学費などから税が多めに天引きされるので、その差額を年度末に調整します。多くの人が返金されることが多いようです。場合によっては数千ドルの返金を受け取る方もいらっしゃるようです。
忘れずに申請しましょう。
特に、ワーキングホリデーの方は所得税の返金を受け取ることが多いので、帰国前にタックスリターンを済ませることを忘れないようにしましょう!
ちなみに、
「タックスリターンをせずに日本に帰国してしまった」
という方も、遅くありません!日本からも申請が可能です!
その方法については、記事の後半で解説していますのでご覧ください!
タックスリターン対象となる期間
- カレンダーイヤー 1月から12月
- 2021年5月〜2022年4月 1年間の滞在で、就労していた場合
- 2021年5月〜2021年12月
- 2022年1月〜2022年4月までの2年間分の申請が必要
- 2021年5月〜2022年4月 1年間の滞在で、就労していた場合
- 4月末日までに申請
- それ以降も申請は可能ですが、もし追加納税が必要な場合、「滞納」となり利子を追加で支払わなければならない
- 2・3年前の申告も可能
対象者
- カナダ国籍所有者
- 永住権(PR)所有者
- ワーキングホリデー
- 就労ビザ・就労可能なビザの所有者(学生ビザやCO-OPビザで就労が認められている場合)
対象となる税
- 所得税(2月に雇用主から受け取るT4必須)
- T4 カナダ版 源泉徴収表
- 医療費(永住権・市民権所有者のみ対象)
- 学費(学校から発行されるT2202A が必要)
- 政府指定の大学・カレッジのみが対象となっています
- 語学学校は対象外
- 家賃(オンタリオ限定)
- 申請年度の還付金を受け取る月にオンタリオ州に住んでいることが条件
- ホームステイも申請対象(食費を除く50%)
必要書類
- SIN Number
- T4 SLIP(カナダ版源泉徴収書)ー2月中に雇用主から発行されます
- 家賃領収書(オンタリオ州のみ)
- 全て英文で記載されていること
- 家賃額(CAD)、オーナーの名前、サイン、住所、借りていた期間が表記されていること
- T2202A (授業料証明書)- 政府指定の学校からのみ発行されます。(語学学校対象外)
- 振込先の銀行口座(直接銀行振込を希望する場合)
- T1 General(申請用紙、郵送で申請する場合のみ)
- 1月末ごろから、税務署・郵便局・ドラッグストアで配布
- オンライン申請の場合は不要
申請方法
【カナダ国内から申請の場合】
2月 申請
- 必要書類を発行してもらう(T4 SLIP、家賃領収書、または、T2202A)
- 申請書の作成(該当書類の記入)
- 郵送での申請;T1 Generalを税務署・郵便局・ドラッグストアでゲット
カナダ税務局 CRA(Canada Revenue Agency)のサイトからダウンロードすることも可能
- オンライン申請;カナダ政府認定申請ソフトをダウンロード・必要箇所の入力・申請
申請後(4〜6週間後)※2ヶ月以上かかるケースあり
確定された納税額記載の”Notice of Assessment(査定確定通知)”が郵送されます。
申請時に、口座振り込みを希望された方は、直接口座に振り込まれます。そうでない場合は、小切手が届くので、詳細を確認して返金を受け取りましょう。
【ワーホリ帰国者用 日本から申請の場合】
ワーキングホリデーで1年滞在後、タックスリターンに時期を待てずに帰国してしまった方!
大丈夫です。
日本からも申請し、返金を受け取ることも可能です!
基本的には、3つの手順です。(帰国後はオンラインでの申請は不可となっています。)
- 住所変更(日本の住所)
- CRA(Canada Revenue Agency)のサイトから郵送される小切手を受け取ることができる住所に変更しなければなりません。
- タックスリターンのシーズン(2月以降)になるとWeb上での住所変更ができなくなるのでCRAに直接電話して変更しましょう
- Individual tax enquiries line 1-800-959-8281
- 書類を準備して、カナダに郵送
- 非居住者用 5013-Rフォームに必要情報を記載+その他T4などの必要書類を用意して郵送
- 郵送先:Canada Revenue Agency (P.O.BOX 20000 Station A, Sudbury, ON P3A5C1, Canada)
- 小切手を受け取り、Wiseなど送金の手続き
最後に
2月ごろは税金関連の手続きが付きものです。
しっかりと前もって手続きを進めて、還付金を受け取りましょう。
また、
- めんどくさそう
- 英語が苦手
- 忙しい!時間がない!
という方は、専門の代行業者をすることも可能です。
詳しくは、LINE、またはこちらからお問い合わせください!
ワーキングホリデーでタックスリターンのシーズンを待たずして帰国をしてしまった方も、
諦めずに申請を進めて、還付金を受け取ることをおすすめします!
質問等は以下公式LINEよりご連絡ください!