はじめてのフィリピン留学:国民性・気候・治安って実際どうなの?

目次

はじめに:フィリピンは今、注目の留学先

フィリピンは、東南アジアに位置するタガログ語と英語が公用語の国。日本から約5時間、アメリカやオーストラリアと比べて距離が近く、物価も安いため、近年では英語を短期間で学びたい学生や社会人にとって「コスパの良い英語留学先」として注目されています。 特に、マンツーマン授業中心の教育スタイルと英語教育専門の語学学校の多さがフィリピン留学の強みです。

フィリピンってどんな国?

📌 基本情報(2025年時点)

  • 正式国名:フィリピン共和国(Republic of the Philippines)
  • 首都:マニラ
  • 通貨:フィリピン・ペソ(PHP)
  • 時差:日本より1時間遅れ(日本が12:00のとき、フィリピンは11:00)
  • 平均気温:年間を通して25〜30℃前後(常夏)
  • 宗教:主にカトリック(人口の約8割)
  • 公用語:タガログ語、英語
  • 主な交通手段:ジープニー、トライシクル、Grab(配車アプリ)など

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フィリピンってどんな国?

フィリピンの国民性と公用語

フィリピンでは英語タガログ語が公用語とされており、特に教育やビジネスの現場では英語が主に使われています。英語教育が進んでおり、街中や語学学校でも英語でスムーズにコミュニケーションが取れる環境です。 国民性の特徴:
  • 陽気で明るい性格
  • 初対面でも親しみやすい
  • ホスピタリティ精神が強い
  • 外国人に対してもオープンな態度
  • 街中で「コンニチハ!」と笑顔で声をかけられることも
英語力を伸ばしたい人にとって、言葉の壁が低く、あたたかく迎えてくれるフィリピンの環境は大きな魅力です。

観光名所:自然と歴史の両方が楽しめる

フィリピンはリゾート地としても世界的に有名で、観光名所が豊富です。
  • ボラカイ島(右):世界トップクラスのホワイトビーチ
  • セブ島:シュノーケリングやアイランドホッピングが人気
  • バナウエの棚田(左):ユネスコ世界遺産にも登録された壮大な景観
  • イントラムロス(中央):スペイン統治時代の名残が残る歴史地区
フィリピン留学中は、週末を使ってリフレッシュ旅行も楽しめるのが魅力です。

食文化:日本人の口にも合いやすいフィリピン料理

フィリピン料理は、アジア・スペイン・アメリカの影響を受けた多様なスタイルが特徴で、日本人にも食べやすい味付けです。 代表的な料理:
  • アドボ(左上):鶏や豚を醤油とビネガーで煮込んだ家庭料理
  • レチョン(右上):お祝いで出される丸焼き豚
  • マンゴー(左下):世界的に有名な甘さ。ジュースやスイーツも豊富
  • シニガン(右下):タマリンド風味の酸っぱいスープ
また、日本食レストランや韓国料理店も多く、留学中の食生活に困ることはほとんどありません

政治と治安:ドゥテルテ政権の影響と現在

フィリピンの前大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏は、2016年〜2022年まで政権を握り、強硬な犯罪・麻薬対策で世界的に注目されました。特に治安対策を最優先とする姿勢から、フィリピン全体の犯罪率は一時的に低下したという報告もあります。 現在は政権が交代し、マルコス政権下で経済回復や観光政策が進められています。政治的な背景は複雑な面もありますが、留学生が生活するエリアでは政治の影響を直接受けることは少なく、通常通りの生活が可能です。

フィリピン留学といえば、セブとバギオ——でも他にも選択肢はあります!

フィリピンには多くの語学学校があり、都市ごとに異なる魅力があります。なかでもセブバギオは留学先として特に人気の高い都市ですが、それ以外にも選択肢は存在します。 たとえば、
  • マニラ:経済の中心地であり、ビジネスや文化的な体験をしたい人向け。ただし、都市部ならではの注意点もあります。
  • クラーク:首都マニラからのアクセスが良く、かつ落ち着いた雰囲気。元米軍基地エリアで英語に慣れた地域性があります。
  • ダバオ:フィリピン南部に位置し、比較的治安が良く、自然も豊かな地方都市。
  • イロイロ:地方ならではの穏やかな空気感で、落ち着いて学びたい人に選ばれています。
  このように、都市ごとに雰囲気や特徴が異なるため、自分の目的やライフスタイルに合ったエリア選びが大切です。 ここからは、その中でも特に支持されている「セブ」「バギオ」について詳しくご紹介します。

フィリピンの代表的な英語留学都市「セブ」と「バギオ」について

 

フィリピン留学ならバギオがアツい!セブとの違いとバギオ留学の魅力とは?

フィリピンには多くの語学学校がありますが、なかでも特に人気が高いのがセブバギオの2都市です。どちらも留学先としての実績が豊富で、目的やライフスタイルに応じて選ばれています。 ここからは、セブとバギオの特徴について詳しくご紹介します。

セブ(Cebu)

セブ島は、フィリピン中部のビサヤ諸島に位置する人気観光地。美しいビーチリゾートのイメージが強いですが、実は英語留学先としても長年の実績があります。リゾート地と都市機能が融合しており、多くの語学学校が集中しています。

特徴

  • リゾート気分で学べる環境
  • ショッピングモールやカフェも充実
  • 外国人に慣れた地元の人が多い

 

バギオ(Baguio)

ルソン島北部に位置する山岳都市バギオは、「フィリピンの軽井沢」とも呼ばれ、年間を通して涼しく快適な気候が魅力です。教育都市としても知られており、多くの大学や語学学校が存在しています。

特徴

  • 涼しく学習に集中しやすい気候
  • 治安が比較的良く、女性の単独留学にも人気
  • 地元住民も比較的教育水準が高い

「フィリピン=危険」というイメージについて

フィリピンは基本的には穏やかで、親切な人も多く、落ち着いて暮らせる場所が多い国です。

しかし、日本のような治安をフィリピンに求めるのは難しいのが現実です。
ただ、フィリピン観光・移住イミグレナビによると、セブとバギオは治安の良い都市ランキング5位以内にそれぞれランクインしており、場所をしっかりと選べば治安は確保されます。

また、フィリピンに限らず、どの国にも「注意が必要な場所」や「安全な過ごし方」が存在します。

たとえば、アメリカやイギリスなどでも、夜に一人で出歩くのは推奨されませんし、観光地ではスリ被害に遭うこともあります。

つまり、「国がどこか」よりも「どのように過ごすか」の方が大切なのです。

数値で見るセブ・バギオ(vs 他国)

生活費、不動産価格、生活の質等に関する統計ベースNumbeoのページでは、犯罪指数(Crime Index)や安全指数(Safety Index)などのデータが掲載されており、各国を比較することが可能です。

参考:セブとバギオの比較データ

都市名🔴Crime Index(犯罪指数)🟢Safety Index(安全指数)コメント
セブ(Cebu)51.2848.72やや注意が必要だが、生活には問題なし
バギオ(Baguio)34.9565.05フィリピンの中では比較的安全とされる都市
東京(Tokyo)24.8175.19世界でもトップクラスの安全都市
ロンドン(London)53.5046.50スリや軽犯罪には注意、地域差が大きい
ロサンゼルス(Los Angeles)55.0045.00一部エリアでは夜間の外出を控えるのが無難
バンクーバー(Vancouver)43.2256.78全体的に穏やかだが、特定エリアでは注意が必要

🔴 Crime Index(犯罪指数)

  • 数値が高いほど、犯罪が多い・危険と感じる人が多い
  • 0〜100のスケール(平均的な都市は40〜60あたり)
  • 目安:
    • 20未満:非常に安全
    • 20〜40:安全
    • 40〜60:やや注意が必要
    • 60〜80:犯罪が比較的多い
    • 80以上:治安に強い懸念あり

🟢 Safety Index(安全指数)

  • 数値が高いほど、安全だと感じている人が多い
  • Crime Indexとは逆で、数値が高い方が良い
  • 例:東京のSafety Indexは70〜80、ニューヨークは50前後

💡まとめ

Numbeoのデータによると、特にバギオは犯罪指数が低く、安全指数も高めで、フィリピンの中でも比較的安心して過ごしやすい都市といえます。

留学生が実践している、安全に過ごすための工夫

  • 信頼できる語学学校・学生寮を選ぶ(多くは24時間セキュリティあり)
  • Grab(配車アプリ)を使って移動(安全性と料金が明確)
  • 現地の人が集まるローカルエリアをよく知る(危ないエリアを避ける)
  • 夜の一人歩きを控える(基本中の基本)

これらは、欧米の都市でも必要な「基本的な行動」です。

特別に危ない国だからというよりも、旅先・海外生活での常識として知っておくべきポイントです!

まとめ:不安だけで判断するのはもったいない!

「フィリピン=危険」というイメージだけで候補から外すのは、もったいない選択かもしれません。正しい知識と準備をすれば、フィリピン留学は費用・効果・実践経験の面で非常にコスパの高い選択肢になります。 安全対策をしっかりした上で、学びの機会を最大限に活かす。それが、今の留学スタイルに求められていることです!

Life Journeyではフィリピンだけでなく様々な国の留学をご提案しています。

主な英語圏・留学先候補国:

  • アメリカ
  • カナダ
  • イギリス
  • オーストラリア
  • マルタ共和国
  • マレーシア
  • その他の国

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